丸紅情報、ウェアラブルな健康管理システム「ヒューマンレコーダー」販売開始 | RBB TODAY

丸紅情報、ウェアラブルな健康管理システム「ヒューマンレコーダー」販売開始

 丸紅情報システムズは15日、WINヒューマン・レコーダーが開発した健康管理システム「HRS-I(エイチアールエスワン)」の販売を開始した。

エンタープライズ その他
ヒューマンレコーダーシステム「HRS-I」
  • ヒューマンレコーダーシステム「HRS-I」
  • 測定内容と判定の例
  • 生態情報システムの概要
 丸紅情報システムズは15日、小型のセンサー機器と解析ソフトウェアで健康管理を行うシステムを開発しているWINヒューマン・レコーダーと販売代理店契約を締結、同社のヒューマンレコーダーシステム「HRS-I(エイチアールエスワン)」の販売を開始した。

 ヒューマンレコーダーシステムは、各種生体センサーで計測(センシング)した生体情報を専用ソフトウェアで解析(プロセッシング)し、その結果に基づく対策への実行処理(アクチュエーション)を行う、生体情報管理システムの総称。センサーの種類は、心電、心拍、脳波、加速度、体温、呼吸、脈波などを想定している。それぞれの計測データを分析し、健康状態を導き出すプログラム開発などのソフトウェア技術をWINヒューマン・レコーダーが開発している。

 今回の発売されるヒューマンレコーダーシステム「HRS-I」は、無線通信対応の小型センサー機器を胸部に一箇所直接貼り付けて、心電、体表温、3軸加速度(人の動き)を同時に計測し、専用ソフトウェアで健康状態を解析するシステム。センサー機器は、厚さ5mm程度、30mm角、重さが7グラム程度と小型、軽量で、手軽に装着して違和感もほとんどないウェアラブルセンサーとなっている。心電、体表温と3軸加速度の3種類のセンサーと、2.4ギガヘルツ周波数帯の無線通信機能を搭載。ボタン電池(CR2032タイプ)で3〜4日連続で稼動し、測定したデータは2.4ギガヘルツ周波数帯の無線通信でパソコンや携帯電話に送信することが可能。また、測定したデータを機器内に蓄積するメモリータイプもある。専用の解析ソフトウェアにより、センサー機器で測定したデータを解析し、健康状態を評価する。インターネット経由で遠隔地の人の状態を管理・監視することも実現可能だ。一人暮らしの高齢者などを、遠隔地より見守るサービスなどを想定している。

 計測した心電図からは、自律神経をモニタリングし、ストレスの状態や傾向を抽出したり、レム睡眠とノンレム睡眠の周期から睡眠の質を導き出したりすることが可能。加速度センサーや体表温センサーにより、その際の体勢の変化、体表温の推移などをグラフ表示し、自律神経の状態と照合できる。現在、Windowsパソコンで稼動するが、サーバー配信型も開発中。自律神経では、交感神経と副交感神経が拮抗し、人の機能を制御している。HRS-Iでは、心電図から心拍周期を求め、その時間変化をグラフ化して心拍周期の“揺らぎ”を周波数解析することで、交感神経と副交感神経の活動を可視化できる。これにより、交感神経か副交感神経のどちらの活動が優位か、またその揺らぎの状態をリアルタイムで表示可能だ。

 この活動のバランスにより、ストレス状態にあるかどうかや、ストレスの傾向を判断し、精神障害をはじめ、健康管理に活用できる。さらに自律神経測定技術によって、人間の快適・不快状態を即座に判定することが可能だ。現在、アロマや快眠、学習時のメンタル状態の把握などに適応可能との考えで、それぞれに応じたソフトウェアを開発している。「HRS-I」は、ソフトウェアをASP型で提供した場合で月額1万円から、センサー機器は1個当たり3万円から。
《池本淳》

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