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日本HP、次世代ITインフラを実現する新戦略「HP Converged Infrastructure」を発表

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HP Converged Infrastructure概念図
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 日本ヒューレット・パッカードは3日、顧客の競争優位獲得をサポートする次世代ITインフラ実現のための新戦略「HP Converged Infrastructure」(HP コンバージド・インフラストラクチャー)を発表した。あわせてこの戦略を支える統合インフラ「HP BladeSystem Matrix」の強化、各種コンサルティングサービス、新データセンターサービスなども発表された。

 「HP Converged Infrastructure」はコンピュータ、ストレージ、ネットワーク、電源冷却およびIT設備の既存リソースの統一管理を可能にすることで、仮想化され、高度に自動化された弾力性のあるデータセンターを実現する戦略、アーキテクチャとのこと。この発表を受け、今回、日本HPでは「HP Converged Infrastructure」実現のための具体的な製品強化、新サービス、新データセンターサービスの提供を開始した。また、HPでは、日本も含めた世界各国において、エンタープライズ・ビジネス担当で上級副社長のアン・リバモアをはじめ、エンタープライズ・ビジネスを構成する各事業の責任者が、「HP Converged Infrastructure」を直接顧客に向けて説明するワールドツアーも実施する。

 まず、「HP Converged Infrastructure」を支える統合インフラ製品である「HP BladeSystem Matrix」の管理ソフトウェアの統合、機能強化を行う。具体的には「HP BladeSystem Matrix」を構成する業界標準x86サーバー「HP ProLiant サーバー」および「HP BladeSystem」のシステム管理、運用統合管理をするHP Insightソフトウェアポートフォリオの主要ラインアップを「HP Insight Control」「HP Insight Dynamics」の2つに統合、機能強化を図り、従来の個々の製品を購入するより得な価格で提供する。これにより、「HP Converged Infrastructure」の構築のカギである仮想化環境の管理やシステムの自動化を容易にかつ求めやすい価格で実現する。「HP Insight Control 6.0」の価格は56,700円〜(税込)、「HP Insight Dynamics」の価格は268,800円〜(税込)で、2010年1月に販売開始される。

 さらに、IT環境の簡素化、自動化、迅速化を実現する「HP Converged Infrastructure」の導入に関して、顧客がコンセプト構築の段階から実際の運用および実装までを可能にする各種サービスも提供する。「HP Converged Infrastructureビジョン構想ワークショップ」が予定価格1,575,000円〜(税込)、「HP Converged Infrastructure 設計/実行サービス」が予定価格15,750,000円〜(税込)で、2010年1月提供開始予定。また、「HP Converged Infrastructure計画サービス」が個別見積で2010年3月より提供開始予定となっている。

 また同社は3日より、東京近郊のデータセンター施設を利用したデータセンターサービスの本格提供を開始した。「HP Converged Infrastructure 」を支える統合インフラ製品である「HP BladeSystem Matrix」と最適な設備を活用し、サーバースペースを提供するハウジング・サービスに加えて、運用管理・監視サービスまでを含めたオールインワン・パッケージ型のアウトソーシングサービスを提供する。回線・電気料金は従量課金方式で提供するため、定額料金方式と比較して、20〜30%のコスト削減が可能とのこと。
《池本淳》
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