Microsoftの次世代の検索サービス「Bing」とは? 〜 いよいよ提供間近に | RBB TODAY
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Microsoftの次世代の検索サービス「Bing」とは? 〜 いよいよ提供間近に

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「Bing.com」サイト(5月29日現在の表示)
  • 「Bing.com」サイト(5月29日現在の表示)
 米Microsoft(マイクロソフト)は現地時間28日、次世代の検索サービスおよびそのブランド「Bing」(日本語読み:ビング)を発表した。6月3日より全世界で提供を開始する。なお日本国内におけるBingのサービスは、同日より「bing.jp」にてベータ版として提供される予定。

 「Bing」は、昨年より「Kumo」(日本語の雲、蜘蛛に由来)のコードネームで開発されていたもので、Live Searchの後継となる次世代検索サービスとなる。ユーザーがより迅速に、適切な情報に基づいた意思決定できるように支援することを目標としており、従来の検索サービスとは異なるアプローチでデザインされたユーザーエクスペリエンスと直観的なツールで構成されているという。

 マイクロソフトでは、Bing開発の前提として「適切な検索結果の提供」「より整理されたエクスペリエンスの提供」「タスクの簡素化、迅速かつより確信をもてる意思決定に導くようなインサイトの提供」という3つの目標を掲げ、特定の人名や地名などを自動抽出する機能、検索ワードの意図を認識する機能、コンテンツ要約テクノロジー、あらたなユーザー エクスペリエンスのモデルとして、検索のタイプ別に分類された、関連性と視認性を重視した意思決定を支援するツールといった機能を改善させた。さらにユーザーの検索行為について「オンライン上で商品を購入する」「旅行を手配する」「健康に関わる情報を参照する」「地域の会社や店舗に関する情報を調べる」という4つの領域に重点を置き、ユーザーがWebからインサイトや知識を取得し迅速な意思決定を行えるような、新規性が高く強力な検索サービスとなることを目指すとのこと。

 具体的には「ベスト マッチ」(Best Match、最適な検索結果を抽出し表示)、「ディープ リンク」(Deep Links、特定のサイトが提供する情報について詳しく表示)、「クイック プレビュー」(Quick Preview、検索結果であるURLのキャプション上でエクスパンドするウィンドウで、クリックして当該サイトへ行かなくてもサイトの内容を確認できる)、「インスタント アンサー」(Instant Answers、検索結果ページ内に検索ワードに関連した人気の高い情報を表示)などの機能を提供する。

 同社最高経営責任者(CEO)のスティーブ・バルマー氏は、「現在提供されている検索サービスは、ユーザーが情報を検索するまではそれなりにサポートできていますが、見つけた情報をユーザーが十分に活用できるようにはできていません。マイクロソフトはBingを開発するにあたって、ユーザーがどのようにWebを活用したいのかを深く理解することから開始しました。Bingは、マイクロソフトの長期的な取り組みである「サーチのイノベーション」を実現するための重要な第一歩であり、ユーザーがタスクを遂行して賢明な選択を行うために必要な情報を迅速に探せるようにするためのサービスなのです。」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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