スーパーモバイラが伝授する丸の内無線スポット。つなげたいときは椅子に座れ | RBB TODAY

スーパーモバイラが伝授する丸の内無線スポット。つなげたいときは椅子に座れ

新丸ビルB1のカフェでメール処理をしていた私は、隣の席でiPhoneとX02NKを使いながらMacBookのキーボードをたたいているビジネスマンが気になってしかたがない。声をかけようとして正面に向かったときに気づいた。このモバイラは小松さんだ。

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ワイヤ・アンド・ワイヤレスの小松直人技術本部長。Wi-Fi機器だらけであったこともうなずける
  • ワイヤ・アンド・ワイヤレスの小松直人技術本部長。Wi-Fi機器だらけであったこともうなずける
  • リンク速度が270Mbps。802.11nで接続中。「隣の席だと300Mbpsでつながるんじゃないかな」と小松本部長。
  • iPhoneに表示したフロアマップ。位置情報を取得してそのフロアのマップを表示する。iPhoneに限らず、PCでも利用できる
  • 丸ビル。新丸ビルはとにかく椅子が多い。開いているところを見つけたら、そこがモバイルスポットだ。買い物の情報収集やオフィスエリアでの打ち合わせの前の情報収集と、公共エリアの椅子のある場所は活用したい
  • iPhone接続ツールの画面。クリックするだけで接続する。Web画面認証のようなものはないので、使いたいときにはクリックすればすぐにつながる
  • シャトルバスの運行状態。シャトルバスの位置をリアルタイムで更新する。シャトルバス自体がWi-Fiスポットなのでそこで使うユーザの位置情報はシャトルバス単位で取得できている。
  • 建物の外でも敷地内だとWi-Fiがつながる。丸ビル内のバルコニーのような場所で電話をしながら仕事ができる。
新丸ビルB1のカフェでメール処理をしていた私は、隣の席でiPhoneとX02NKを使いながらMacBookのキーボードをたたいているビジネスマンが気になってしかたがない。声をかけようとして正面に向かったときに気づいた。このモバイラは小松さんだ。

 その主は、ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)の小松直人技術本部長。Wi2は先日丸の内エリアでWi-Fiベースの公衆無線サービス「Wi2 300」を開始し始めたばかりなので、新サービスの現地説明お願いできませんかとずうずうしいお願いをしてみる。ランチタイム直前で新丸ビルのショッピングフロアは混雑し始めているが、小松さんの了承をもらいさっそく案内をうける。

 小松さんは、iPhone片手にうろうろ。もしかしてスポット使える場所探しですか? という問に、「丸の内エリアのWi-Fiは、スポットではなくて、施設の中すべてでWi-Fiサービスを展開しています。お店の奥の方やオフィスの中では電波は届かないかもしれませんが、通路やホール、エントランスといった共有エリアではWi-Fiにつなげます。」

 といって、見せてくれたiPhoneの画面には、新丸ビルのフロア地図が表示されていて、お店情報が並んでいる。巨大フロアを歩き回らずとも、店の雰囲気や店の情報が得られるので、ショッピングナビゲータとしてWi-Fi端末がちゃんと活躍している。しかも、このサービスは、「Wi-Fiのアンテナ位置から位置情報を割りだしているので、フロア情報に完全にマッチした情報を提供できる」という。いまいる場所が5階なら、5階のWi-Fiアンテナを使うことになる。その位置情報からフロアにマッチしたショップ情報を表示している。

 いまはiPhoneの画面だが、PCやWindows Mobileでも大丈夫? 「PCでも大丈夫。iPhoneではなくPC出して館内歩きますか?」と。それはかなり怪しいヒトになるのでお断りをした。

 館内を移動しながら案内いただいた場所は、正面に東京駅の屋根が見える吹き抜けのカフェ。「ここでもWi-Fi使えます。しかも吹き抜けなので、かなり速度も出ます。」といって、802.11nで接続している状態を見せてくれた。接続速度は270Mbps。「802.11nが使えるので、今までの無線LANサービスでちょっと遅いと感じるダウンロードや動画再生のサイトでも、ストレスを感じることなく利用できます」という。

 ただ、席によって若干ネゴシエーション速度も異なるようだ。「隣の席だと300Mbpsでつながるんじゃないかな」。こうしたTipsは、サービス提供者でないとわかり得ない部分だ。教えてもらえてラッキーである。

 「吹き抜けは、いまだに微調整をしていて苦労している部分なんです」と小松さん。とはいえども、無線の強度も強いし、ネットワークにもなんなくつながる。不満なく利用できるのだが、「吹き抜けやエレベータ部分では、フロアの情報が異なることがあります。今も、ワンフロア上のショップの情報が出ています。」といってみせてくれたiPhoneには、ワンフロア上のショップ情報を表示している。「見通しのいい場所では発生する現象ですが、電波の強さを微調整して最適な状態になるように調整をしているので、この課題は次第に解決していきます。」

 しかし、無線サービスのWi2が位置情報に固執する理由というのはどこにあるのだろうか。「Wi2のサービスはネットワークに接続できるだけではなくて、利用者の位置情報をAPIで取得して、コンテンツで利用できる仕組みになっています。付近のお店の情報が出るサービスはあくまでも基本的なコンテンツ。思いもしないような位置情報の利用方法を考えてもらい、位置情報APIを使い倒していただきたい。そんなことからも、位置情報はしっかり提供できるようにしています。」

 「実際に移動すると、位置情報が正しく伝えられていることがわかります。移動して確認しましょうか」という申し出を受けて、新丸ビルから丸ビルへ移動。途中の地下通路や地上はエリア外になるが、丸ビル内に入ると再びエリア内になる。時間はランチタイムとなり、館内、特にレストランフロアはかなり込み合ってきた。それでも小松さんのiPhoneはしっかりと電波を拾っており、フロアのガイドを表示している。

 「建物の中に入れば、無線LANにすぐつながります。今の時間帯のように、ランチ時には通路まで待ち行列ができますが、こんな時間でもWi-Fiで接続してフロア情報を確認できることはもちろんですが、YouTubeを見たりgoogleで情報検索もできます。館内で休憩用の椅子がある場所はもちろんですが、レストランフロアの待ち行列の椅子でももちろんWi-Fiが使えます。便利でしょう」。

 「ショッピング中やランチミーティング中でも、携帯電話は着信しますよね。そんなときは、PCを持ってバルコニーにでます。もちろんそこでもWi-Fiがつながるので、PCでスケジュールを調整しながら、用件を確認して電話ができます。これまでのWi-Fiサービスでは、ちょっと移動するとWi-Fiにつながらないこともありますが、Wi2 300は館内全域でのネットワーク提供をめざしているので、バルコニーならWi-Fiにつながります。」という。これなら、回りの目を気にせずに電話もネットもできるというものだ。

 Wi2 300サービスは、サービスエリアの館内であれば、それぞれの人が居心地のいいところでネットワークにつながり、仕事や打合せがどんどん進められるという安心感を与えてくれる。携帯電話のような感覚で、Wi-Fiネットワークを利用できるわけだ。しかもパケット代は使わなければ0円。利用した場合は1パケット0.0015円。上限は月額490円のプライスキャップとなる(サービス投入直後のキャンペーン中の価格)。

 「Wi2 300のサービスは、丸ビル・新丸ビル・OAZOの3ビルに加えて、丸の内のシャトルバス2台の中とシャトルバス停留所で利用できます。丸の内にオフィスがある方なら、シャトルバスを待っている間に始めた検索作業はバスに乗っている間も継続できて、降りた先が丸ビル・新丸ビル・OAZOであれば、降りた先でもネットワークがつながったままです。」

 これは利便性が高いサービスだ。しかし、今は丸の内だけというエリアの不安感もある。

「丸の内モデルを各地域に展開することで、丸の内と同じ利便性が各所で利用できます。各地での準備も進めているので、徐々に使える場所は増えていきます。また、BBモバイルポイントとLivedoorWirelessのアクセスポイントも利用できるので、今でも全国でWi-Fiが使えるサービスです。」

 全国で使えるなら安心できる。しかも、「専用接続ソフトを提供しているので、ソフトを立ち上げてクリックすれば、Wi2 300のネットワークにつながります。また、仕事でも安心して利用できるようにWPA2を使ってセキュリティも確保しました。安全な接続で下り300Mbpsのモバイルネットワークを存分に活用してください」
 
 このような説明を受けて、小松さんとは別れたが、移動の中心が丸の内であれば、Wi2 300エリアをうまく利用すれば、食事から打ち合わせまでネットワークが確保できる場所となる。かつて、食事をするなら携帯電話の電波が届く場所でという流れがあったが、Wi-Fiも丸の内というエリアで使えるならば、できる限りWi-Fi電波の届くところですごしたいという感覚が沸き起こる。

 丸の内に立ち寄るときは、Wi2 300エリアで広域にWi-Fiが利用できる利便性を実感してほしい。そして、エリア内で椅子があったら、そこでPCをネットワークにつなげられると思ってまちがいない。また、丸の内の移動にシャトルバスを使うと、バスの中でもネットワークが使えるので、作業が分断されることなく継続できる。とくに、時間におわれているビジネスマンは、シームレスにネットワークがつながるという価値には共感してもらえるんじゃないかと感じている。
《公家幸洋》

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