フリースケール、携帯機器向けの近接タッチ・センサ「MPR031」を発表〜静電容量式を採用 | RBB TODAY
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フリースケール、携帯機器向けの近接タッチ・センサ「MPR031」を発表〜静電容量式を採用

エンタープライズ ハードウェア
近接タッチ・センサ「MPR031」(イメージ)
  • 近接タッチ・センサ「MPR031」(イメージ)
  • 近接タッチ・センサ「MPR031」(イメージ)
 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは12日、タッチ・インターフェイス・アプリケーション向けに超低消費電力の近接タッチ・センサ「MPR031」を発表した。

 「MPR031」は、最大3つのタッチ・パッドを必要とするさまざまなアプリケーションに利用可能となっており、警報装置では機械式のスイッチや押しボタン機能の代替として利用することもできる。携帯電子機器の機械式押しボタンをMPR031に交換すれば、LCD画面の縦や横の方向設定を自由に行うなど、インターフェイスも視野に入れた開発が可能となっている。
 またCMOSベースのレジスタ方式を採用、3段階フィルタの技術をオンチップに搭載しており、電磁干渉(EMI)除去を段階的に設定することが可能となっている。CMOS技術により、システム全体の損傷およびサービスの中断を招くおそれがある静電放電(ESD)に対する保護機能が強化されているとのこと。また低電圧および低電流による動作も可能にしており、精密機器をはじめ、携帯電話、携帯音楽プレーヤ、およびBluetooth機器の音声制御など、消費電力が重視される携帯電子機器に最適な製品となっている。1万個購入時の1個あたりの参考価格は、61セント(USD)。

 フリースケールの副社長兼センサ・アンド・アクチュエータ・ソリューション・ディビジョン・ジェネラル・マネージャであるデメトリィ・コンディリス氏は「タッチ・センサ技術の進歩により、センサを利用したインターフェイスを携帯電子機器に簡単に組み込めるようになっています。これにより直感的で簡単な操作が可能になりました。フリースケールの最新の近接タッチ・センサは、摩耗や破損を起こしやすい可動部品を使用する機械式インターフェイスに対して、費用対効果が高く、高い信頼性を備え、洗練された選択肢を提供します」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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