富士通、微弱電波によるワンセグ配信「スポットキャスト」発売〜店舗内でクーポン配信など活用 | RBB TODAY
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富士通、微弱電波によるワンセグ配信「スポットキャスト」発売〜店舗内でクーポン配信など活用

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ワンセグで配信されたコンテンツの例
  • ワンセグで配信されたコンテンツの例
  • スポットキャストのサービスイメージ
  • スポットキャストからサイトへ誘導
 富士通は6日より、携帯電話などのワンセグ対応端末にコンテンツを配信するシステム「スポットキャスト」の販売を開始した。

 「スポットキャスト」では、微弱電波を利用し、店頭や店舗内のショーケース、展示品などの前にいる顧客に対し、商品説明やクーポン発行サイト情報などのコンテンツ配信する。微弱電波のため、電波法および放送法による免許などは不要であり、「誰でも、手軽に、短期間で」導入することが可能となっている。視聴可能距離は数cm〜2m程度で、目安は約50cm。また「スポットキャスト」送信機をネットワークでPCとつなぐことで、Webブラウザからのコンテンツ運用・管理も可能とのこと。同社では、美術館・博物館などにおける展示品の解説配信、ショッピングセンターやコンビニなどでの商品説明・割引クーポン発行、イベント会場・映画館などでの特典コンテンツ配信などでの活用を想定している。

 販売価格は「スポットキャスト」送信機(SC-U100M5)が298,000円、「スポットキャスト」用ワンセグ配信ファイル作成サービスが75,000円〜(動画5分のみ)。2010年度末までに売上30億円を目指すという。

 現在、ワンセグ対応の携帯電話機の出荷は、国内で累計3,300万台を超えており、映像や情報をネットワーク経由で配信するデジタルサイネージなどでの活用としても注目が集まっている。富士通は大阪や金沢での実証実験などへの参加を経て、本システムの有用性を確認し、「スポットキャスト」を発売した。今後は、「FENICSII」を活用し、ワンセグコンテンツの配信やデジタルサイネージの構築から運用に関わる映像関連サービスを順次提供していきたいとしている。
《冨岡晶》
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