【CONNECTING YOUR WORLD BERLIN 2008】デスクトップPCはホームサーバに——米HP CTO フィリップ・マッキニー氏 | RBB TODAY

【CONNECTING YOUR WORLD BERLIN 2008】デスクトップPCはホームサーバに——米HP CTO フィリップ・マッキニー氏

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パーソナル・システムズ・グループ(PSG)のバイス・プレジデント兼CTO(Chief Technology Officer)であるフィリップ・マッキニー(Philip McKinney)氏
  • パーソナル・システムズ・グループ(PSG)のバイス・プレジデント兼CTO(Chief Technology Officer)であるフィリップ・マッキニー(Philip McKinney)氏
  • パーソナル・システムズ・グループ(PSG)のバイス・プレジデント兼CTO(Chief Technology Officer)であるフィリップ・マッキニー(Philip McKinney)氏
「デスクトップはストレージのような役割にシフトしていくだろう。いわゆるホームサーバーのようなものだ」

 パーソナル・システムズ・グループ(PSG)のバイス・プレジデント兼CTO(Chief Technology Officer)であるフィリップ・マッキニー(Philip McKinney)氏は、縮小しているデスクトップマーケットについて質問を行なうと、このように回答した。米ヒューレット・パッカード社のプライベートイベント「CONNECTING YOUR WORLD BERLIN 2008」開催期間中、アジアパシフィックの報道関係者を集めてインタビューセッションが設けられたが、その席上での発言だ。ユーザーの志向はノードブックにドライブしていることを氏自身認識しているが、それがデスクトップの市場を縮小している主要因ではなく、むしろデスクトップ市場の成長にもノートパソコンのようなモビリティーの市場拡大がドライバーになるだろうと話した。

 すでに日本でも発表しているミニノートPC「HP 2133 Mini-Note PC」には、VIAのプロセッサが使われているが、VIAを採用した理由については「価格だ」とキッパリ。しかし、実際にはASUSTeKなどの製品に比べると若干高くなっている。先週、台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEIでもUMPCが多く展示されていたが、おそらくスペックと価格メリットの競争が激しくなっていくだろう。マッキニー氏は、「スペックを妥協すれば安くできる。そして価格が安ければ、マーケットもある程度拡大することができるだろう。しかし、そこはHPの求めるところではない。クオリティーを追求し、振動や堅牢性も考慮し、学生などが毎日持ち歩いたり乱暴に扱っても大丈夫なものを提供する必要がある」と話す。

 バッテリーについては、高密度化を進めるために大学と共同研究を行い、持ち時間を長くする研究をしているという。燃料電池の研究を計画的に進めているようだが、飛行機では燃料電池を搭載できないところも多いため別の方法も研究している最中だ。一方で、SmartDisplayという技術を使ってバッテリーライフを長くしたり、CPUやグラフィックスの使用状況に連動する電源制御の研究も行なっているという。

 メモリについては4GBが標準になってくるだろうともコメント。メモリ空間を増やすためにも64bitOSを積極的に採用していくと話した。また「SSDは高く、HDDに換算すると10倍くらいの値段となっている。しかし1度SSDを使った人はもうHDDには戻れないという。非常にパフォーマンスがいいし、消費電力も少ない」として、もっと供給社が増えてば価格は抑えられいくだろうと予想。そしてそれまでは、HDDとSSDのハイブリッドモデルがのびていくだろうと話した。「スピード重視するところではSSDを使って、ストレージはHDD。そのへんの研究にもう1年くらいかかるだろう」(マッキニー氏)。

 氏はこの後、基調講演を行なっている。TouchSmart PCに見られるような“タッチ”の研究を行なってきたHPだが、ステージで見せたのはその次の研究だった。この様子は後日お伝えする。
《RBB TODAY》

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