有限責任中間法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は28日に、「Adobe Flash Playerの未修正の脆弱性に関する注意喚起」と題する文章を公表した。 それによればAdobe Flash Playerに、遠隔の第三者がユーザのコンピュータ上で任意のコードを実行できる未修正の脆弱性があるとのこと。現在すでに、複数の攻撃コードがインターネット上で公開されており、今後それらを使用した攻撃の拡大が予想されるとしている。なお28日現在、Adobeからは、影響を受ける製品に関する情報は公開されていない。 未確認となるが、Flash Player 9.0.124.0 およびそれ以前の製品が影響を受けるという。対策としては、一時的にFlash Playerをアンインストールするしかないが、ウイルス等対策ソフトウェアのウイルス定義ファイルを最新に更新することで、本脆弱性を狙った攻撃の影響を回避できる可能性があるとのこと。