「でんきキューブ」は2012年?——NECと日産の合弁会社AESC、高性能リチウムイオン電池の事業化を決定 | RBB TODAY

「でんきキューブ」は2012年?——NECと日産の合弁会社AESC、高性能リチウムイオン電池の事業化を決定

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ニューヨークモーターショーで発表された「でんきキューブ」 
  • ニューヨークモーターショーで発表された「でんきキューブ」 
  • オートモーティブエナジーサプライ ロゴマーク
  • 日産自動車、NEC、NECトーキンらによる記者発表
  • バッテリーパック
  • リチウムイオンバッテリー
  • バッテリーセルのカットモデル
 日産自動車、日本電気、およびNECトーキンは19日、三社間の合弁会社である「オートモーティブエナジーサプライ(AESC)」による自動車向け高性能リチウムイオン電池の事業化を決定したと発表した。

 AESCは、2007年4月に日産とNECグループの折半出資会社として設立され、資本金は15億円。日産、NECグループ、およびNECトーキンがそれぞれ51%、42%、7%の株式を保有するとのこと。

 同社は、次世代電動自動車(ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車など)を対象としたリチウムイオン電池の開発およびマーケティングに取り組んできたが、NECとNECトーキンが自動車用大容量ラミネート型電池(セル)技術の提供と電極の生産を担当し、日産は車両に応用した技術を提供する形で、日産座間事業所(神奈川県座間市)内に生産ラインを新設する。同施設は、2009年度までに稼働開始予定で、車両にして13,000台分相当からスタートし、将来的には65,000台分を生産する見込み。

 AESCは初期段階として今後3年間で120億円の投資を行い、またNECトーキンは、今後3年間で110億円を投資してNEC相模原事業場(神奈川県相模原市)内に生産ラインを新設し、AESCの需要に合わせた電極の量産を開始する。

 AESCの高性能リチウムイオン電池は、従来の円筒形ニッケル水素電池と比べて2倍の電力を供給できる小型のラミネート構造を採用しており、実車走行試験では、10万km以上を走行する長寿命も実現しているとのこと。AESC製リチウムイオンバッテリーは、2009年に発売される小規模事業用フォークリフトに最初に採用される予定。日産は、バッテリーの需要を大幅拡大することとなる、電気自動車のグローバル規模での量販を2012年までに行う計画だ。
《冨岡晶》

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