作業員や車両等の位置をリアルタイムで検知・管理することを主目的に、日立の無線LAN位置検知システム「日立AirLocationII」とアイコムの無線LANアクセスポイント「AP-50W(AirLocationII対応モデル)」を組み合わせたものとなる。従来の「日立 AirLocationII」は、「TDOA(Time Difference of Arrival:到来時間差)方式」に基づく三辺測量と、位置検知対象が発する電波の強度によって大まかなエリア特定を行う「RSSI(Received Signal Strength Indicator:受信電界強度)方式」の併用により、位置を検知しているが、「日立AirLocationII AP-50Wシステム」では、「RSSI方式」のみでの位置検知を行う。このため、位置検知の機能は限定的になるが、無線LAN端末を持つ人やモノの在室管理を、従来システムの約2分の1という低価格で、手軽に行うことができるとのこと。