日本電気は3日、振り込め詐欺に使用されている不正口座や偽造・盗難キャッシュカードによる異常取引を発見するモニタリングソフトウェア「アカウントプロテクター」を楽天バンク@TTB(東京都民銀行楽天支店)のシステムに納入した。 アカウントプロテクターは、金融機関での犯罪実例をもとに偽造・盗難キャッシュカード、不正振込、疑惑口座に関する取引を時間・金額・場所・回数・取引種別・顧客属性などの観点からパターン化した17の「標準ルール」により定義し、異常取引を検知するソフトウェア。今回のモニタリングソフトウェア導入は、パッケージソフトウェアをノンカスタマイズで適用することにより、2ヶ月程度という短期間での導入を実現している。アカウントプロテクターには、最小限の変更で機能を付加できる外付けファイル転送方式が採用されているため、既設の勘定系システムに影響されることなく導入が可能となった。 同社では、今後3年間で30ユーザへの販売を見込んでいる。