ソフトバンク、ホークス買収でダイエーと合意。取得額は200億 | RBB TODAY
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ソフトバンク、ホークス買収でダイエーと合意。取得額は200億

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 ソフトバンクは、「福岡ダイエーホークス」の買収でダイエーと合意した。取得額は200億。内訳は、球団が50億円で、同球団の入場券やグッズ販売などの興行権が150億円だ。
  •  ソフトバンクは、「福岡ダイエーホークス」の買収でダイエーと合意した。取得額は200億。内訳は、球団が50億円で、同球団の入場券やグッズ販売などの興行権が150億円だ。
 ソフトバンクは、「福岡ダイエーホークス」の買収でダイエーと合意した。取得額は200億。内訳は、球団が50億円で、同球団の入場券やグッズ販売などの興行権が150億円だ。

 さらにソフトバンクは、日本プロフェッショナル野球組織(NPB)への加入申請を提出した。

 ホークスを売却するダイエー代表取締役社長の蓮見敏男氏は「1988年にホークスを南海電鉄から買収して以来、王(貞治)監督に1995年に就任して頂いた。そのおかげで、1999年にパ・リーグ制覇、さらには日本一にも輝いた。これは、球団だけではなくダイエーとしても光栄なこと」とホークスに対する思いを明かした。ホークスの売却については、「このような形で譲渡することになるが、今後も一緒にやらせて頂きたい」と示した。

 一方のホークスを買収するソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏が考えるプロスポーツは、「感動を売るビジネス」だ。「プロのスポーツ選手は、普通の人々ができない技を持ってプレイしファンを魅了させる。ファンが球場に足を運んだり、スタープレイヤーのグッズを買うのは感動に対する対価を支払って頂くものだと思っている」というのだ。しかし今年は、この感動を妨げる「雑音」が多かったと振り返っている。この雑音とは、スカウトによる裏金問題や1リーグ制の議論、入場者数の水増しだ。孫氏は、これを「野球界の悪弊」としてきっぱりと否定。「球界に参加する以上は、悪弊を受け継いだのは意味がない。清く正しく、愛されるチームにしたい」と示した。

 ホークスの財務状況だが、年間170億円の売上があるものの、10億円程度の赤字を抱えている。しかし「インターネットでてこ入れを図れば、2割や3割の売上を伸ばすことは可能」と明らかにした。

 なおホークスの本拠地である福岡ドームは、現在の所有者であるコロニーから年間48億円で営業権を借りる事になる。この営業権は、プロ野球のシーズンオフでも有効だが、これは「コスト回収の手段が多様化する」との理由によるものだ。

 また、球団名から企業名を外すことは否定的だ。「野球関連だけで帳尻を合わすことが必要なのか。Yahoo! BBと日本テレコムの顧客獲得コストでトータルでより大きなリターンを求めるのがより本質的」とすることによるものだ。プロ野球で知名度が上がれば、顧客獲得コストが減少するため、少々の野球事業で赤字が出てもグループ全体を考えれば、メリットがあると読んでいる。さらに、「野球のビジネスだけで採算を取ろうとすると、縮小均衡になる。それよりも、経費を増やしてより強いより愛されるチームを作る事が重要だ」と示した。

 予定では、12月6日にNPBによるソフトバンクに対するヒアリングを実施。20日にNPB実行委員会が開催され、12月24日のNPBオーナー会議で正式に承認される見込みだ。
《安達崇徳》
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