ソニー、モバイル機器用に新たなデータ転送技術「TransferJet」を開発〜かざすだけで560Mbpsの高速無線転送
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「TransferJet」では、通信したい機器同士を直接かざすだけで通信を行うことが可能で、従来の無線システムのような複雑な接続設定やアクセスポイントなどは不要となる。ホストとターゲットの関係もないため、たとえば携帯電話とパソコンの通信もできれば、携帯電話同士の直接通信も可能なシステムとなっている。データ転送速度も、物理的なレートとして560Mbpsと高速で(実効レート375Mbps)、通信状態が悪い場合には自動的に転送レートを落としながら通信を維持することもできる。また、放射電磁界を用いた従来の無線アンテナではなく、誘導電界を用いた「カプラ」が新規開発されており、近距離では高い利得を得ながら離れると急激に減衰する近接専用の無線システムとなっているため、他の無線システムに干渉を与えることもほとんどないと見られる。ちなみに中心周波数は4.48GHz帯、送信電力は−70dBm/MHz以下(平均電力)で、通信距離3cm以内を想定している。
これにより、デジタルカメラを直接TVにかざすだけで静止画を画面に映し出したり、携帯電話に携帯オーディオ端末を直接かざして音楽ファイルを転送するなど、さまざまな機器間のUniversal Interfaceとしても活用できる見込み。
なおこの技術は、現地時間7日から米国で開催されるCES Internationalにて参考展示される予定。
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