【CES 2008 Vol.3】CESウィーク開始! | RBB TODAY
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【CES 2008 Vol.3】CESウィーク開始!

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指紋と顔データで入出国審査ができる新制度。実のところ盆暮れGWのド混みシーズンでもないと真価を発揮しないような気がする。登録が終了するとこのハンコがパスポートに押される。なお、出国審査場は撮影不可なので自動化ゲートの写真はない
  • 指紋と顔データで入出国審査ができる新制度。実のところ盆暮れGWのド混みシーズンでもないと真価を発揮しないような気がする。登録が終了するとこのハンコがパスポートに押される。なお、出国審査場は撮影不可なので自動化ゲートの写真はない
  • 実は「ラスベガス≒雄大な大自然」。ちょっとレンタカーを北に走らせればこんな感じの風景に出会える……はず
  • アノ「AREA51」の入り口から2マイル近く離れたところ。この未舗装路の道路を延々走った先には……
  • 公式地図には載っていない空軍管轄の地、その名はAREA51。007≒ジェームスボンド並みに知られた「秘密の地」だ。ちなみに右手には監視車がいるのでうかつなことはできない
  • AREA51(近辺)観光として定番の「Black Mailbox」。え?黒くないって?? しばらく前から白くなったらしい。なんか変なものが乗っているが、これは日本から持ち込んだ「ユータン」
  • この辺の観光で目指すランドマークのひとつがこの「LITTLE ALEINN」。寂れた地ゆえに駐車(?)は各自ご自由にという趣旨
  • 「全米一車の通らないハイウェイ」がこのNV-375「Extraterrestrial Highway」だ。道路の真ん中で記念撮影してもまず問題なし
  • Nellisといえば空軍デモチーム「サンダーバーズ」のベース。11月には派手なデモフライトを見学可能だ。こちらはダイヤモンド編隊飛行で密集度の高さが見もの
 CES 2008が今年も開催される。プレスの場合、少なくとも5日に到着しないと仕事にならないので開催前々日の4日にラスベガスに到着することにした。ところが、現在北カルフォルニア州に嵐が来ている関係で飛行機が大遅れ。ラウンジで眠気と戦う羽目になった(フライトステータス画面をリロードするたびに出発予定が遅れる、という状況なのでいつ飛ぶかわからないのだ)。

 旅行中のIT絡みの話題としては去年の11月末から成田空港では新しいサービスが始まっている。海外旅行には出国審査が必要だが、両手の人差し指の指紋と顔データで入出国審査を自動化するサービスが始まっている。日本人の場合はあまり時間がかからないが、この制度を使うとさらにすばやく出国可能だ。

 まだあまり知られていないこともあり、登録にもさほど時間がかからなかった。出国ブースの撮影は禁止されているので写真は掲載できないが、登録を行うとパスポートに登録済みのスタンプが押される。これでパスポートの有効期間の前日まで利用可能だ。

 さて、ラスベガスと言えば「ゲーミング(ギャンブル)とエンターテイメントの街」というイメージがあるだろう。実際その通りだが、ちょっと街を出ると雄大な大自然が待っており、米国立公園が集まっている「グランドサークル」めぐりに行くのになかなか都合がよい。もしも2週間の休暇が5〜9月に得られるなら国立公園めぐりをするとよいだろう。

 レンタカーを使えばラスベガス近郊でも州立公園のレッドロックキャニオンなら半日、隣のユタ州のザイオン国立公園、ネバダ州なら有名なデスバレー国立公園(ここのベストシーズンは冬、つまり今だ)あたりは日帰り観光も可能だ。これまた有名なグランドキャニオンはできれば一泊したいところだ。

 ちょっと変わったところでは「秘密基地がある」ことで知られるAREA51近辺まで行くのも面白い(半日観光圏内:当然AREA51内は立ち入りができない)。全米でもっとも車が通らないハイウェイ:NV-375(州道375号線)は路上記念撮影をするには絶好のポイントだし、まっすぐな未舗装路の先にある立ち入り禁止の看板のあるゲート(注:ここで故障してもレンタカーの保険は利かない上、携帯電話も通じないので注意)、LITTLE ALEINNとそれなりの見所がそろっている。空気も澄んでいるのでナイトラン時の星空も絶好だ。

 また、11月にはラスベガスから程近いNellis AFBで基地祭(Aviation Nation)が開かれる。筆者はかつてComdex Fallに行っていたが、これは2003年で終了した。2004年の航空券を事前に取っていたので、代わりになにかイベントはないかと探したのがこれだ。朝から夕方までデモフライトでいろいろな飛行機が飛び、地上にも古いのから超最新鋭まで展示機がギッシリかつ無茶苦茶には混んでおらず、交通の便もよい。という「見るだけ飛行機マニア」には堪えられない内容だ。なんだかんだと4年連続で行っている。

 Nellis AFBは米空軍デモチーム「USAF Thunderbirds」のベース基地にもなっている(が、このチームは4-11月のシーズン中、毎週末どこかでデモフライトをしている)。シーズンのフィナーレを飾るのがベース基地というわけだ。去年は1名、今年は2名の女性パイロットが選ばれている。

 CESらしく電化製品にも目を向けてみよう。ラスベガスで電化製品を買いたければねらい目は2つだ。ひとつはもともとシリコンバレーで有名な家電系ショップFry'sだ。ここのラスベガス支店が南のプレミアムアウトレット(元ベルツアウトレット)のすぐそばにある(大通りの南に向かい、I-215のすぐ手前)。品揃えと価格で一番のお勧めだろう。また、ラスベガスにも数点あるWal-Martもそれなりによい。以前はストリップの北端のサハラ通り沿いにCompUSAがあったが、ここは閉店の方針が打ち出されている。

 5日は展示会開催の2日前にあたり、まだブースはほとんどできていないどころか、カードホルダーの色で種別をつけているため、プレスは入り口で制止されてしまう。とは言うものの公式プレスイベント「CES Unveiled」は夕方にスタートし、スポンサー企業の展示が行われていた。このようなイベントは他社も行っており、6日はDigital Experience!、7日はSHOW STOPPERSが予定されている。また、6日にはビルゲイツの(少なくともマイクロソフトとしては)最後のCESキーノートが行われる。明日からのイベント記事にご期待を。
《小林哲雄》
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