世界160か国で使い放題のネット接続〜ラスベガスで試してきた | RBB TODAY
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世界160か国で使い放題のネット接続〜ラスベガスで試してきた

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【ロードウォーリア アクセス 1カ月定額パック】世界160か国、10万か所以上のアクセスポイントが利用できる海外ローミング定額サービス。専用接続ソフトは2GBのUSBメモリに入っており、インストールが終われば通常のUSBメモリとして利用できる
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  • ポートランド国際空港でラスベガス行きの便に乗り換え。次の便まで約6時間も待たなければならないとあって、とりあえずスタバでコーヒーを
  • ポートランド国際空港でラスベガス行きの便に乗り換え。次の便まで約6時間も待たなければならないとあって、とりあえずスタバでコーヒーを
  • ラスベガスのマッカラン国際空港に到着。なんと空港なのにカジノが。さすがラスベガスだと妙に感心してしまう
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  • The Orleansは地元の人に人気が高いカジノ付きリゾートホテルだ。豪華な部屋に慣れていないせいか気後れして眠れず、部屋の奥にあるソファで眠る
  • The Orleansは地元の人に人気が高いカジノ付きリゾートホテルだ。豪華な部屋に慣れていないせいか気後れして眠れず、部屋の奥にあるソファで眠る
  • CESのメイン会場となるラスベガス・コンベンションセンター。セグウェイを利用する人もいたほど、会場はただただ広い
 海外の公衆無線LAN等を1か月間無制限で利用できるという城下工業の定額制海外ローミング接続サービス「ロードウォーリア アクセス 1カ月定額パック」。“世界160か国、10万か所以上のアクセスポイントを自由に使える”と謳われているが、実際に簡単にインターネット接続が可能であれば海外出張や旅行を快適なものにする画期的なサービスと言えるだろう。今回、米ラスベガスへの出張に同製品を携行し、空港やホテル、ファーストフード店などで使ってみた。

 1月6日の午前6時(現地時間)、ラスベガス行きのノースウエスト航空NW006便は経由地であるポートランド空港に予定より1時間ほど早く到着した。ここからアラスカ航空に乗り換え、ラスベガスへと向かう。渡航目的は8日〜11日開催の家電見本市「CES 2009」の取材だ。基調講演などのイベントが開幕前の6日より開催されるため、到着するや否や会場へと向かわなければならない。トランジットの待ち時間は退屈なものだが、今回ばかりは取材の下調べをするための貴重な時間だ。さっそくノートPCを取り出し、インターネット接続を試みる。さすがに国際空港ということで、公衆無線LANは誰でも無料接続が可能。ロードウォーリア アクセスの出番は、どうやらまだ先のようだ。

 午後4時、ラスベガスのマッカラン空港に到着。座りっぱなしだったせいか身体のあちこちが痛むが、グズグズしている時間はない。

 ホテルに荷物を置くと一息つく暇もなく、CES会場のひとつであるThe Venetianへと急ぐ。翌7日に基調講演が行われるホテルだ。会場の下見を兼ねて取材登録を行い、ホテルに戻ったのは午後9時。売店でピザとコーラを購入し、そそくさと客室へ。まずはインターネットに接続しようとノートPCを取り出す。ラスベガスではFlamingo、Renaissanceといった主要なホテル10数軒はカバーされているものの、宿泊先のThe Orleansの客室はサポート外だった。ホテルのインターネット接続料金は12ドル/24h、滞在した4日間で約50ドル。サポートされているホテルを選んでいれば抑えられた出費である。接続ソフトiPassConnectに滞在する国や地域などの情報を入力して検索すれば利用できる公衆無線LANスポットが一覧できるのだ。ちなみに利用できるホテルは世界で約23,000軒もあるという。事前に調べておくべきだったと、リゾートホテルの華やかなカジノの電飾を眺めつつ後悔するも後の祭りである。

 8日はいよいよCESの開幕日。ついにロードウォーリア アクセス出番のときである。CESメイン会場となるラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)が、ロードウォーリア アクセスのサポートエリアであることは事前にチェック済みなのである。

 LVCC内にはCESの期間中、プレスルームが設けられている。プレスルームでは、無料で接続できる無線および有線LANが備えられており、プレス関係者にはなくてはならない施設であるが、ノース/サウス/セントラルと3つのホールからなる広大なコンベンションセンター内にたった1部屋ある限り。取材場所によっては、プレスルームに行くまでに下手をすると数十分の時間がかかるうえに、室内は多くのプレス関係者でごった返している。通常であれば、それでも我慢してプレスルームに向かうか、もしくはホテルに戻るかを選択するところであるが、こういうときのためのロードウォーリア アクセスである。

 人々が行き交うロビーにてノートPCを用意し、ネット接続を試してみる。すると、前もってインストールしておいたiPassの接続ソフト画面上に「利用可能なネットワーク」という項目が現れ、それを選択してから待つこと数十秒。ついに接続がかなった瞬間である。接続には、利用可能なネットワークを選択し、接続ボタンをクリックするだけである。確かに、いとも簡単に公衆無線LANへのアクセスが行えた。もちろん、クレジットカード情報の入力も不要である。これで、わざわざプレスルームに行かなくとも、取材内容をその場ですぐに送信できる。プレスルームへ向かう人を尻目に、着々と作業。しばし優越感に浸る。

 ラスベガスでは、各ホテルやLVCCのほかに、マクドナルドやスターバックスの各店舗もサポートされているようだ。早速、移動中に見つけておいた店舗へ。3店舗で試したが、すべてで問題なく接続できた。時間が許せば、次なるアクセスポイント探しの旅に出るのも良いかもしれない。ただし、コーヒーの飲みすぎ、ハンバーガーの食べすぎによる胃もたれを厭わなければの話だが……。

 さて、ここまで同製品を使ってみたが、なんと言ってもそのメリットは接続するための手続きが不要なことであろう。ネット環境は、今や多くのかたにとって必要不可欠なものだが、海外での公衆無線LANサービスの利用となると、つい尻込みしてしまうもの。プロバイダと契約し、専用サイトでクレジットカード情報を含む各種情報の入力を求められるが、英語での手続きというわずらわしさに加えて、入力ミスによる高額請求などの心配もある。

 「ロードウォーリア アクセス 1カ月定額パック」は、専用接続ソフトiPassConnectを搭載したUSBメモリと、IDおよびパスワードが記載されたカードを同梱している。この専用ソフトをPCにインストールし、同梱のIDとパスワードを入力することで、インターネット接続サービスが利用できるようになる。T-MobileやAT&Tなど世界のプロバイダが提供する公衆無線LANスポットをカバーしているため、海外の公衆無線LANにアクセスする場合にも、事前登録の手間が不要なわけだ。

 また、無線LANだけでなく有線LANやISDN、アナログ電話回線のほか、欧州ではGSM、日本ではPHSにも対応している。最初にインターネットに接続してから1カ月間はiPassが提供する世界160か国、10万か所以上のアクセスポイントを自由に利用可能で7,980円である。ちなみに米国におけるT-MobileやAT&Tの公衆無線LANサービス利用料は月額20ドル程度であるが、同製品では複数のプロバイダが利用可能で、さらに、海外での登録の手間や心配が省ける便利さはいわゆる“プライスレス”だ。このメリットは、実際に海外で使用してみるとより強く実感できるだろう。

 なお、同製品のUSBメモリは接続用デバイスではないので、使用環境に応じて無線LANアダプタやLANケーブルの用意が必要。今回携行したノートPCはパナソニックLet’Noteシリーズの「CF-T5」で、OSはWindows XP。無線LANを内蔵しないモデルであったため、主にUSB接続型の無線LANアダプタを別途使用した。なお、接続ソフトiPassConnectの対応OSはWindows Vista/XP/2000で、Mac OSには未対応だ。
《花》
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