「かぐや」の地形カメラが立体視画像撮影に成功——月の詳細な地形把握が可能 | RBB TODAY

「かぐや」の地形カメラが立体視画像撮影に成功——月の詳細な地形把握が可能

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、月周回衛星「かぐや(SELENE)」の地形カメラ(TC)において、前方視・後方視のステレオペアによる観測データを用いた立体視処理が正常に行えることを確認したと発表した。

ブロードバンド その他
今回撮影した地域
  • 今回撮影した地域
  • 地形カメラによる立体画像(全体)
  • 立体視動画の一部を拡大したもの
  • 地形カメラの立体視画像から生成したアナグリフ画像(赤青メガネでみるとよい)
  • 地形カメラの立体視画像から生成したアナグリフ画像(赤青メガネでみるとよい)
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、月周回衛星「かぐや(SELENE)」の地形カメラ(TC)において、前方視・後方視のステレオペアによる観測データを用いた立体視処理が正常に行えることを確認したと発表した。あわせて、地形カメラの立体視画像からの「アナグリフ画像」(赤青メガネによる立体写真)および動画の作成を実施した。JAXAサイトでは、DYSONクレータ付近や南極付近の立体視動画がすでに公開されている。

 この実験は、高度約100kmの月周回観測軌道に投入した「かぐや(SELENE)」の初期機能確認の一環として11月3日(日本時間)に実施されたもので、月の極域を含む地域の10mの空間分解能での立体視動画が作成・公開されるのは世界初となる。

 「かぐや」に搭載された地形カメラ(TC)は、2台の可視のステレオペアのカメラとなっており、月の表面が昼間となるタイミングにて、衛星の真下に対してやや斜め前方・後方を撮影する。地形カメラの高解像度での立体視画像は、月に特徴的な地形がどのようにできたのかをあきらかにする重要なデータとなり、クレータの分布の詳細な調査によって、月面の様々な地域がいつできたのかを、これまで以上の確かさをもって推定できるようになると見られている。
《冨岡晶》

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