ソフィアシステムズは18日、動作周波数624MHzのMarvell製PXA310プロセッサを搭載した携帯情報端末/IP電話向け開発プラットフォーム「SandgateIII-P」を発売した。価格は60万円。出荷は10月下旬より開始される。 PXA270搭載の「Sandgateシリーズ」は、OS移植やBoard Support Packageの提供にくわえ、各種ミドルウェア、搭載部品のドライバまで提供するなど完成品に限りなく近いスタイルの開発プラットフォーム。SandgateIII-Pでは、Microsoft Windows Embedded CE 6.0、およびLinuxに対応し、さらには最新のPXA310プロセッサを採用することにより、ビデオアクセラレーション機能も利用可能となった。 また、SandgateIII-Pと同社製のTAGエミュレータ「EJ-Debug」を組み合わせることにより、オンチップデバッグもできる。ホストPC上のデバッガ「WATCHPOINT」では、各種フォーマット・モジュールの高速ダウンロード、シンボルやソースファイル・関数への簡単アクセス機能、ソース、および逆アセンブラ修正・保存機能、専用ウィンドウによる内蔵レジスタの参照・変更機能、フラッシュROMにプログラムを直接ダウンロードする機能などが用意されている。