オリックス不動産のセカンドライフ内物件とは? 100戸プレゼントも | RBB TODAY

オリックス不動産のセカンドライフ内物件とは? 100戸プレゼントも

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オリックス不動産・住宅統括部の永井哲也氏(右)と佐藤理恵氏(左)
  • オリックス不動産・住宅統括部の永井哲也氏(右)と佐藤理恵氏(左)
  • 現在の建設予定地の様子
  • サンクタス・ブルーミング・タワー 大型複合施設建設イメージCG
 オリックス不動産は7月17日、国内不動産業界として初めてセカンドライフに進出した。その記念すべき“物件”は「サンクタス・ブルーミング・タワー」。“サンクタス”はオリックス不動産が販売するマンションに共通のブランド名で、ブルーミング・タワーとは外観のチューリップ型に由来する。

 リンデンワールドのアバターたちにとっては、分譲時期は、そして間取りは、中心価格帯は、と気になるところだが、リンデンドルでもリアルマネーでも分譲はしないという。実はこの物件、オリックス不動産の広告であり、実際に販売されるマンションの販売促進を担っている。

 それにしてもリンデンワールドに誕生するチューリップタワーは気になる。いったいどんなマンションができあがるのか。プレスリリースの“物件概要”をおさらいしつつ、企画したオリックス不動産住宅統括部の永井哲也氏、佐藤理恵氏に伺った。インタビューの最後にこのマンションの部屋をゲットする方法を紹介する。

◆サンクタス・ブルーミング・タワーの物件概要

 オリックス不動産のWebサイトには、他の実在のマンションとまったく同じ体裁で物件ホームページが用意されていた。その内容は以下のとおり。

・物件Webサイト:http://www.orix-sumai.jp/sbt/?iad2=orix-sumai
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 地上高700メートルの大型複合施設
 所在地:セカンドライフ(リンデンワールド)内オリックス島
 地域・地区:PG(社会的公序良俗を求められるエリア)
 敷地面積:262.144平方メートル
 構造・規模:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
 総戸数:未定
 着工予定:平成19年9月予定
 設計・監理:オリックス不動産株式会社
 施工:オリックス不動産株式会社
 売主:オリックス不動産株式会社
 販売価格:未定
 最多販売価格:未定
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 販売価格が未定とあるが、これは他の物件紹介に合わせたパロディだ。実はこの物件は販売されない。その理由は別掲の記事「なぜ企業がSecond Lifeに進出するのか? オリックス不動産に聞く(1)」を見ていただくとしよう。したがって最多販売価格もない。

 もう少し詳しい物件紹介はプレスリリースにある。

・プレスリリース
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 建物のクォリティはセカンドライフ最高を目指します。
  世界のアバター(分身)向けマンション
  世界のアバター(分身)向けアミューズメント施設
   ジェットコースター
   ヘリポート
   オリックス劇場:さまざまな演劇やサスペンスを上映(アバターがリアルタイムで実演)
   オリックスシアター:オリックス劇場で上映された舞台を映像化。セカンドライフだけではなく、オリックス不動産サイトでも公開予定
   運動場
   バーラウンジ
   イベントスペース(無料貸し出し):パーティや会合、イベントなど、目的に応じたスペースを提供予定。要望に応じてシェフの派遣やケータリングサービスを実施
  複合施設の開発には実際のオリックス不動産社員が参加予定
  オリックス不動産によるマンションのセカンドライフ初分譲販売を記念して、すてきなお部屋を100名様にプレゼント予定。
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 ここにも分譲販売とあるが、実はリンデンドルをいくら積んでも買えない。サンクタス・ブルーミング・タワーに入居するにはプレゼント枠を狙うしかなさそうだ。

◆担当者インタビュー

----セカンドライフに建設する“物件”「サンクタス・ブルーミング・タワー」は高さ700メートルだそうですね。セカンドライフで設定できる視界は512メートルですから、地上からチューリップの先端は見えないほど高い。この高さの理由は何でしょうか。

永井氏:リンデンワールド自体の高さが700メートルなので、その上限まで作るということです。だからリンデンワールド最高の高さです。

----なるほど「サンクタス・ブルーミング・タワー」で企業イメージを伝えたい、ということですね。

永井氏:先進性や独創性に加えて“エコ”を重要視しています。私たちが今販売中のマンションでは“エコシティ”という取り組みをしています。屋上緑化とかソーラーパネルをつけるとか。ほかにこれから計画中の建設するマンションでもエコを意識しています。チューリップ型もそうですし、この絵だとわかりにくいですが、白い壁の周りにタイルのように貼り付けているのはソーラーパネルです。

----あっ、窓ではないんですね。

永井氏:言わないとわからないかもしれませんが(笑)。あとはチューリップの花の内側の空中庭園ですね。ヘリコプターが発着していますが、これは屋上緑化のイメージです。

----人はどこに住むのでしょうか。

永井氏:茎や葉の白い部分です。ソーラーパネル部分ですね。部屋のほかにいろいろな施設が入ります。

----この居住部分は一般的な建物では何階に当たりますか?

永井氏:1フロアの高さを3メートルで考えても130階くらいになりますね。

----地上700メートルのマンションといっても、花びらの先端まで人が行けるわけではないんですね。

永井氏:そうですね。屋上にヘリポートがあるので、眺望は観られるかもしれませんが。

----このヘリは誰が運転するんですか?

永井氏:決まってないです(笑)。

----屋上と地上を結んでくれるサービスがあるとか。

永井氏:そこまで考えていないです(笑)。ただ、セカンドライフには気球に乗れる島もありますから、そういうアトラクションを用意することで人を集めることはできるでしょうね。

----せっかく面白い建物があるなら、外から眺めてみたいという人は多いでしょうし。自分で飛んでもいいのですが、現在は約50メートルしか上昇できませんから乗り物が必要ですね。ところで、部屋の数はどのくらいになりますか? って、なんだか本物の不動産の取材をしているような気分になってしまいますが(笑)。

永井氏:(笑)未定です。

----分譲しない、モデルルームへの来場者プレゼント、ということですが、要するにオリックス不動産ではリンデンドルを稼ごうとは思っていないということでしょうか。

永井氏:そうです。

----プレゼントされるマンションの間取りはどうなりますか?

永井氏:具体的にはまだ考えていません。ただ、現実世界にあるものと同じではつまらないと思いますから、天井高がものすごく高いとか、仮想空間ならでは部屋にしたいですね。

----モデルルームに来た人にモデルルームと同じイメージの部屋を渡すのではなく、現実には有り得ない夢のある部屋をプレゼントする、という趣向ですね。現実のマンションなら建物を造ると中身は部屋でぎっしり、となりますが、セカンドライフで商売をしないとなると、戸数にこだわる必要もないですね。プリム数の制限があるから、縦方向にたくさんの部屋は作れないでしょう。せっかく部屋に入っても、プリム制限で物が置けないとつまらないし。

永井氏:最近は改良が進んで、ひとつのプリムで複雑な形を作れるようになりましたから、かなり楽しめると思いますよ。

----建物の外側にジェットコースターがありますが、これは乗れるのでしょうか。

永井氏:はい。乗れる予定です。

----無料で?

永井氏:はい。基本的には何でも無料です。ここで1,000リンデンドルを稼ぐというより、ここに来た何人かの人に、実際のマンションを買うきっかけにしてもらいたいです。

佐藤氏:ジェットコースターが部屋の中を通り抜けていくんです。こんな物件は他にはないですよ。

----お部屋のサンプルはないですか。

永井氏:まだです。100戸はすべて違う部屋になる予定です。

----バーラウンジを作る予定とありますが、建物に窓がありません。そこから夜景が見えるといいなと思いますが。

永井氏:それは考えています。

----オリックス劇場でアバターがリアルタイムで出演とありますが、もう出演者は決まっていますか? 演目の練習が始まっているとか?

永井氏:まだ決まっていません。

----イベントリストを見るとかなりたくさんの方が演奏会や映画、芝居を上演しているようですが、そういったグループに声をかけることはありますか。

永井氏:その可能性はありますね。日本にもすでにカリスマ的なアバターの方々がいらっしゃって、その方たちには声をかけているところです。アイドルアバターの方には出演していただきたいです。シアターの方は現実の物件の紹介がメインになると思います。

----楽しそうですね。さて、100戸のプレゼントですが、応募したい人はどうすればいいですか?

永井氏:当社の販売センターにおいでいただき、応募していただきます。オリックス不動産のホームページから「オリックス・オリエンテッド・クラブ」に入会してください。入会は無料です。そのうえで10月に当社の販売センターに来ていただき、お客様カードを書いていただいた方が応募の対象となる予定です。

----なるほど。どこに販売センター(現実の物件)があるのか知るためにもWebサイトは要チェックですね。

佐藤氏:建設の途中経過など新しい情報は「オリックスの住まい」のページで随時報告されます。ブログで私たちのこの“物件”への思いなども書いていきますのでぜひご覧ください。
《杉山淳一》

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