【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は40万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。 地方別特集に戴いたリクエストにお応えして、今回は2007年6月26日〜7月2日の測定データを用いて、最新の手法によりIPアドレス等を用いた発信地解析を行い、沖縄＆九州地方からのデータについて回線種別ごとのダウンロードの平均速度（ダウン速度）、アップロードの平均速度（アップ速度）を算出した。 バックナンバーの「《九州＋沖縄特集》佐賀・宮崎はCATVが突出、長崎・鹿児島ではADSLが健在」と合わせてご覧いただきたい。 図を見ての通り、全回線におけるアップ・ダウン速度では、福岡県がトップに立っているが、光ファイバ（FTTH）のアップ速度においては宮崎県と長崎県が、ダウン速度においては熊本県と宮崎県が福岡県を上回っている。また、大分県は全回線ダウン速度で福岡県に僅差の2位であった。 これに対して、鹿児島県、沖縄県は全体に低速であり、特に沖縄県の光ファイバは、ダウン速度でも7.7Mbpsと、全国平均の約4分の1にすら満たない。また、佐賀県の全回線におけるアップ速度は2Mpsに届かないという極端な低速で、情報発信者にはかなり厳しい状況ではなかろうか。 そして、残念ながら沖縄＆九州地方はどの数字を採っても、全国平均を大きく下回っている。この「地域によるスピードデバイド」は数字で示し続けない限り改善は難しいのはなかろうか。今後も地域ごとの回線速度をフォローしていこう。
【スピード速報】7割以上の都道府県でダウン速度が向上、伸び率トップ2は長崎と愛知
