日本電気(NEC)は29日、汎用機の優れた信頼性や従来の基幹システム資産を継承しつつ、デュアルコアXeon(2.6GHz)の搭載などにより、価格性能比を現行機の最大2倍に高めた並列型汎用小型コンピュータ「パラレルACOS(エイコス) i-PX7300EX」を発売した。 i-PX7300EXは、現行機種「i-PX7300V」の後継となる基幹システム向け汎用小型コンピュータで、i-PX7300Vのプログラムやファイルなどの資産利用がそのまま可能なのが特徴となっている。 また、搭載ソフトウェアの強化もあわせて図られており、ジョブ制御言語(JCL)やプログラムなどのシステム資産を可視化する「ACOS-2 VisualResourceManager」と、ログ情報をもとに、システムの運用状況をレポーティングする「ACOS-2 SystemReporter」の2種類が新たに提供される。 さらに周辺装置では、1Gバイトあたりの価格を、現行機種に比べて10%低減させたファイル装置「N3721ディスクアレイ装置」や、週単位でのセーブ/リストア処理が容易なバックアップ装置「N3622集合型カートリッジ磁気テープ装置」が新たにラインアップに加わっている。 i-PX7300EXの標準システム構成における本体およびオプション、ソフトウェアのラインアップと月額使用料金は以下のとおり。●ハードウェア i‐PX7300EX モデル600EX:495万6,000円 i‐PX7300EX モデル500EX:317万1,000円 i‐PX7300EX モデル400EX:222万6,000円 i‐PX7300EX モデル300EX:156万4,500円 i‐PX7300EX モデル200EX:95万5,500円 i‐PX7300EX モデル100EX:37万8,000円 i‐PX7300EX モデル50EX :33万6,000円 i‐PX7300EX モデル30EX :25万2,000円 N3721ディスクアレイ装置:36,750円 N3622集合型カートリッジ磁気テープ装置:91,350円●ソフトウェア ACOS-2 VisualResourceManager:月額9,450円〜 ACOS-2 SystemReporter:月額9,450円〜