【MIX07基調講演】Sliverlight 1.0ベータ、SDKがリリース! | RBB TODAY

【MIX07基調講演】Sliverlight 1.0ベータ、SDKがリリース!

 米国ラスベガスにて、現地時間4月30日から5月2日の3日間にわたって、マイクロソフトのクリエイター向けイベント「MIX07」が開催されている。RBB TODAY編集部では、このSilverlightの新たなWEB展開に着目してレポートをお届けする。

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講演を行うMicrosoftチーフソフトウェアアーキテクト Ray Ozzie氏
  • 講演を行うMicrosoftチーフソフトウェアアーキテクト Ray Ozzie氏
  • SilveLight開発ツールであるMicrosoft Expression
 米国ラスベガスにて、現地時間4月30日から5月2日の3日間にわたって、マイクロソフトのクリエイター向けイベント「MIX07」が開催されている。RBB TODAY編集部では、このSilverlightの新たなWEB展開に着目してレポートをお届けする。

 今年で2回目となるこのイベントは、マイクロソフトがWEB、アプリケーション開発におけるUX(User Experience)やデザインの部分を担うクリエイターやデベロッパー向けに開催しているもので、今年の目玉はこのイベントに先駆けて2週間ほど前のNAB2007で発表されたばかりのMicrosoft Silverlight(以下、Silverlight)となった。

 MIX07はRay Ozzie氏のキーノートスピーチで幕を開けた。話の中心は、ほぼSilverlight一色であった。ちなみに昨年は、Windows Vistaに実装された新たな表示機能であるWPF(Windows Presentation Foundation)が前面に押し出され、Silverlightの前身であるWPF/E(Windows Presentation Foundation Everywhere)に関しては、どんな機能が具体的に搭載されるのかがはっきりしないままであった。

 Ray Ozzie氏は、あらゆるデバイスがもはやWEB Connected(モバイルや家電などがインターネットに接続され、WEBからのサービスが受けられる状態)となりつつあり、ネット上のサービスを利用するのにブラウザやPCが必ずしも必要とならなくなってきていると話した。そんな中、サービスもブラウザの外へ飛び出しつつあり、いわゆるローカルアプリケーションもWEB Connected、Service Connectedであることが普通になってきているという。

 アプリケーションやサービスも、ブラウザやOSに依存しないユニバーサルなものと、ゲームなどに代表されるエクスペリエンス優先のものとの境界が曖昧になりつつあり、開発する側にも必要とされるスキルの一つとして、デザイン・デベロップとをMIXし、最適なエクスペリエンスを作り出す力の重要性が増してきているという。

 Silverlightは、Microsoftから提供されるランタイムプラグインをブラウザにインストールすることで動作するWEBアプリケーションプラットフォームとなる。ちょうどAdobe Flashと同じようなものをMicrosoftがリリースしたといえば、イメージしやすいかもしれない。プラグインは、様々なプラットフォームやブラウザ向けに提供され、これにより、プラットフォームに依存しない.NETベースのリッチなメディアエクスペリエンス、あるいはRIA(Rich Interactive Application)が動作するようになる。

 またこの日、Microsoft Silverlight 1.0 beta、Microsoft Silverlight 1.1 Alphaのランタイムプラグイン、SDK(Software Development Kit)がリリースされた。SilverlightのWEBサイトにて自由にダウンロード出来る。同時に、Silverlight向けにMicrosoftから無償で提供されるストリーミングのホスティングサービスであるMicrosoft Silverlight Streaminもリリースされた。

 SilverlightのUI側を開発するツールであるMicrosoft Expression Studioもこの日、出荷が開始された。Microsoft Expression Studioには、パッケージとして下記が含まれる。

・Microsoft Expression Design
・Microsoft Expression Web
・Microsoft Expression Blend
・Microsoft Expression Media

 これらの用途としては順にデザイン制作、WEB開発、インタラクティブ制作、映像メディア制作となる。位置づけとしては、Silverlight、あるいはWPFアプリケーション開発におけるUIデザイン、UXデザインのためのツールとなる。クリエイティブデザイナー側がこれらのツールを使用することで、コード部分を担当するデベロッパー側の開発ツールであるMicrosoft Visual Studioと強力なコラボレーションが可能となる。

 Ray Ozzie氏はSilverlightが、リッチなユーザーエクスペリエンスを実現するソフトウェアプラスサービス戦略の重要な位置づけにあることを強調していた。

 次回は、キーノートで紹介されたSilverlightのデモを紹介する。
《後藤雄介》

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