【GW特集:ソニー ポータブルカーナビの実力検証! Vol.1】スポンジ吸盤は意外と強力 | RBB TODAY
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【GW特集:ソニー ポータブルカーナビの実力検証! Vol.1】スポンジ吸盤は意外と強力

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ソニーのPND(Personal Navigation Device)nav-u(NV-U1)
  • ソニーのPND(Personal Navigation Device)nav-u(NV-U1)
  • 主な内容物。ACアダプタやシガーソケット用ケーブルなどが付属する。特筆ものはスポンジ式の吸盤。凹凸のあるダッシュボードにも使える
  • 本体正面。左側にメニューボタンと現在位置ボタンがある
  • 本体底面。クレードル用の接続端子がみえる
  • 本体左側面。PC接続のUSB端子とACアダプタ用のソケットが配置されている
  • 本体右側面。スピーカーとメモリスティックのスロット。メモリスティックに全国版の詳細地図が入る
 ソニーは以前、本体が車から着脱可能でPCなどとリンクできるカーナビ製品を出していたが、その後日本のカーナビ市場からは撤退していた。しかし、米国ではカーナビ製品の開発と販売を続けており、2007年1月のCESでは、カーオーディオ製品とともにいくつかのカーナビの新製品を発表している。

 米国でいま人気の高いカーナビは、GPSアンテナ内蔵のポータブルカーナビ(配線が電源のみでOK)だ。車が足代わりで盗難などの問題も多い米国では、純正据付のカーナビより取り外しが自由なこの手の製品が重宝がられるのだ。ソニーも米国では、ポータブルカーナビをラインナップしているが、昨年、サンヨーが発売したミニゴリラのヒットを受けてか、日本のポータブルカーナビ市場にも戻ってきた。もともと、国内外でカーナビ技術やIT技術のノウハウがあるソニーだけに、その実力は気になるところだ。今回試してみた製品はソニーのポータブルカーナビnav-u(NV-U1)だ。

 欧米では、ポータブルカーナビは、ゴムの吸盤でフロントウィンドウに取り付けるのが一般的だが、日本の道路交通法では、フロントガラスに視界を妨げるものの装着を禁止している。そのため、国内向けの同様な他社製品でも、ゴム吸盤のクレードルのみを同梱しながら、説明書ではフロントガラスへの取り付けを推奨していない。なので、両面テープのついた丸いプラスチック板が付属していて、これをダッシュボードに貼り付けたり、吸盤そのものを両面テープで固定することになる。

 しかし、nav-uに付属しているクレードルの吸盤はダッシュボード(など凹凸のある樹脂面)にも取り付け可能だ。吸盤部分がゴムではなく、弱粘着性のあるスポンジのような素材で出来ている。このため、細かい凹凸のあるダッシュボードでも密着できるわけだ。これが、意外と強力でひっぱるとパネルやダッシュボードごと持ち上がるほどで、ヘタなゴム吸盤より固定が確実だった。

 配線は電源のみなので、付属のシガーソケット用の電源コードを接続するだけでいたって簡単。今回は、仮止めの形で使用したのでコードの処理をしなかったが、ちゃんと使う場合は、配線止めなどしっかり行い運転のじゃまにならないようにしたい。電源プラグの頭がもう少し小さければダッシュボードとフロントウィンドウの隙間に配線を通し、インパネの裏からシガーソケットにつなぐことができるのだが、テストした車では通すことはできなかった。
《中尾真二》
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