もうカメラ付き携帯はいらない!? ニコン、デジカメから写真を送るサービス「COOLPIX CONNECT」 | RBB TODAY

もうカメラ付き携帯はいらない!? ニコン、デジカメから写真を送るサービス「COOLPIX CONNECT」

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COOLPIX S50c
  • COOLPIX S50c
  • COOLPIX CONNECT体験会の模様。無線LAN通信機能を試すためにホットスポットのアクセスポイントがあるカフェが会場となっていた
  • 第1のターゲットはトレンドに敏感な女性たち。コミュニケーションを促進するサービスとして展開する
  • COOLPIX CONNECTのトップページ。ただし、これは開発中のもので正式リリース時とは異なる可能性がある。IDとパスを使ってログインし、ピクチャーバンクの閲覧や整理ができる
  • 会場にはS50cの実機も用意され、実際にCOOLPIX CONNECTの機能を試してみることができた
  • 会場のアクセスポイントに接続中。接続中・データ転送中は液晶左の青いランプが点灯する
  • 同社映像カンパニー開発統括部第三設計部第四設計課副主幹の久保井基之氏(左)とマーケティング本部第一マーケティング部第二マーケティング課マネージャーの中山正氏(右)。設計ではコンパクトなボディに無線LANを組み込むことに苦労したという
 画素数、ズーム性能、手ブレ補正、ISO感度、顔認識と最近のデジタルカメラはさまざまな機能を搭載している。そんななか目を引くのは、ニコンのコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S50c」に搭載されている無線LAN通信機能。4月下旬の発売に合わせて、同製品対応のフォトコミュニケーションサービス「COOLPIX CONNECT」の機能も拡張される。4月3日、ニコンは一足早くこのサービスの体験会を行った。

 COOLPIX CONNECTは、昨年9月にコンパクトデジカメ「COOLPIX S7c」の発売に合わせて開始された無料サービス。S7cの無線通信機能を使って「ニコンオンラインアルバム」に画像をアップロードしておけるものだ。
 
 今回S50cの発売に合わせて、新機能「ピクチャーバンク」「ピクチャーメール」が追加される。PCを介さずS50c本体から画像をアップロードして保存し、知人へも送ることできるサービスだ。S50cを購入したユーザーは無料で利用でき、サービス終了まで無期限で画像を保存しておける。
 
 このCOOLPIX CONNECTの体験会に登場したニコン映像カンパニーマーケティング本部の中山正氏は、メインターゲットとして「SNSやブログでコミュニケーションを楽しむ20〜30代の女性」や「家族などの写真をHDDに眠らせている30〜40代の男性」をあげている。「美しく撮る」だけでなく、「撮った写真を使ってコミュニケーションをとる」「手軽に整理して写真を楽しむ」といったスタイルが、S50cとCOOLPIX CONNECTで同社が提示するデジタルカメラの新たな機能だといえるだろう。

 ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」とNTTコミュニケーションズの「ホットスポット」に対応し、マクドナルドの店舗や空港、東京駅などサービスが提供されている場所からネット接続ができる。本サービスのキャンペーンも行われ、S50c購入者は1年間BBモバイルポイントを無料で利用可能。登録作業も不要なので、買ったその日からCOOLPIX CONNECTに接続できる。

●ピクチャーバンク
 無料で最大2GBまで撮影した画像を保存できるサービス。従来のフォトアルバムサービスの多くはPCからアップロードするものだったが、ピクチャーバンクはS50cから直接アップロードできるのが特徴だ。
 
 また、付属のAC電源に繋ぐと自動的に本体内の画像をアップロードする機能も備える。毎回自分で写真の整理を行わなくても、使い終わって自宅で充電すれば自動的にフォトバンクに保存してくれるというわけだ。
 
 保存できるファイルはJPEG形式とMotionJPEG形式。アップロードした画像はウェブ上の「マイページ」から閲覧・ダウンロードなどができる。また、PCからの画像の追加も可能。

 ピクチャーバンク自体は、メールアドレスとパスワードでログインするもので、一般公開などの機能はない。

●ピクチャーメール
 ピクチャーバンクの写真を、登録した知人に届けるサービス。こちらもPCを介さずS50c単体で操作できる。
 
 この機能を使うと、S50c内に登録した知人のメールアドレスに「お知らせメール」と呼ばれる案内が送られる。お知らせメールに記載されたURLからピクチャーバンク上の写真の閲覧やダウンロードができるという仕組みだ。メールアドレスは最大30件まで登録・同時送信が可能。
 
 今のところ携帯電話端末での受信やカメラ本体でのピクチャーバンクの写真閲覧ができないといった点が少々残念だが、今後携帯電話への対応を始め、各種SNSやブログとの連動など機能拡張を視野に入れているという。

 「もともとハード屋なので(COOLPIX CONNECTは)手探りでやっている状態です」と述べる中山氏は、現段階のCOOLPIX CONNECTを「第一歩」と評する。今後ユーザーの反応や要望を取り入れて、写真の楽しみを広げていくサービスに育てていきたいという。サービスに合わせた機能を製品に加えていけるのもハードメーカーの強み。カメラ付き携帯電話が常識になったように、無線LAN通信機能がデジタルカメラの常識になる日が来るかもしれない。
《小林聖》

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