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日本無線、20MHzまでの広帯域化に対応したモバイルWiMAX通信システムを開発

エンタープライズ モバイルBIZ
 日本無線は12日、「IEEE Std 802.16e」に準拠した「モバイルWiMAX通信システム」の開発について発表した。

 本システムは、上位ネットワークとの接続および基地局間のハンドオーバーを制御する「ASN-GW」(Access Service Network-Gateway)、基地局装置、カード型端末装置から構成されるもの。モバイルWiMAXの持つ広帯域移動無線通信の可能性を追求すべく、基地局装置および端末装置は2048個のサブキャリアをFFT処理できる高速ハードウェア演算部を実装し、20MHzまでの周波数帯域幅に対応できるのが特徴となっている。また、現在の装置は使用無線周波数帯2.5GHz、基地局最大送信電力20Wとなっているが、RF部の変更によりほかの周波数帯にも適用可能だとしている。

 さらに、同社はフェージングシミュレータを用いた移動環境下を含むスループット特性の評価、ハンドオーバー試験、マルチキャストによる動画像のストリーム配信などの実験を現在進めているが、9月を目途により一層の小型経済化をはかったモデルを市場投入する予定だとしている。
《村上幸治》
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