日本電気（NEC）は16日、次世代ネットワーク（NGN）に求められる、固定通信網/移動通信網間や、異なる通信事業者間などでのシームレスな通信を実現する、統合メディアコミュニケーションシステム「CX8000シリーズ」の販売を通信事業者向けに開始した。 CX8000シリーズは、同社のネットワークサービス基盤ソフト「NC7000シリーズ」および、通信制御ソフト「NC9000シリーズ」と連携して使用するソフトウェア・ハードウェア一体型製品。 同製品では、固定、モバイル、無線LANなどさまざまなアクセス手段に対し、音声、映像、データパケットを統合して変換処理を行う。そのため、携帯電話、IP電話、PC、PDAなど各種通信機器間での音声、映像、グラフィックなどのやり取りや、多様なIPマルチメディアサービスを共通的に提供することが可能になるという。 また、ソフトウェア・ハードウェア一体型製品のため、機能別に用意されたブレードを増設することで、通信事業者が将来にわたってあらたなサービスを容易に追加できるようになっている。
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