高速データ通信と国際ローミング、定額でライバルを超えた -ソフトバンクのX01HT | RBB TODAY
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高速データ通信と国際ローミング、定額でライバルを超えた -ソフトバンクのX01HT

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「SoftBank HTC X01HT」の説明を行った、ソフトバンクモバイル MD統括部長 村越正之氏
  • 「SoftBank HTC X01HT」の説明を行った、ソフトバンクモバイル MD統括部長 村越正之氏
  • 「X01HT」画面をスライドするとQWERTYキーボードが現れる。
  • キーボードを閉じると縦画面に。
  • 電源とカメラ起動ボタンはサイドに。
逆サイドにはダイヤル式選択スイッチも装備。
  • アプリケーションで電話番号管理も可能。国際電話でテレビ通話もできる。
  • 外観はNTTドコモの「hTc Z」(左)とほぼ同じ
 ソフトバンクモバイル、HTC Nippon、マイクロソフトの3社は、ソフトバンクモバイルの新しい携帯端末「SoftBank HTC X01HT」の記者説明会を開催した。同端末はソフトバンクの携帯電話事業において、グループのインターネット事業を強力に結びつける戦略的な商品。発売は10月14日から。価格はオープンプライスだが、店頭で3万円以下になる見込み。ソフトバンクモバイルは「X01HT」の発売と同時に高速データ通信サービスの「3Gハイスピード」をスタートさせるほか、最大月額1万290円の新定額料金を新設。限りなくPCに近いモバイルインターネット環境を実現する。

■高速データ通信と国際ローミング、定額料金でライバルを超えた
 「X01HT」は台湾資本のHTC Nipponが製造する携帯端末で、OSにWindows Mobile 5.0を採用し、タッチパネルに対応した2.8インチQVGA液晶を搭載。パソコンと同じ配列のQWERTYキーボードで、PCと同じ感覚でWeb閲覧やメール送受信などのインターネット接続が利用できる。

 NTTドコモが「hTc Z」としてすでに販売している端末とほぼ同じモデルだ。NTTドコモでは今年7月から法人向けに販売を開始していた。なお、NTTドコモではソフトバンクモバイル社が一般顧客向けに「X01HT」を発売するにあたり、その記者発表会が行われた10月10日からインターネットによる端末のみの販売を開始した。

 ソフトバンクモバイルの「X01HT」の優位なポイントは、高速データ通信のHSDPAに準拠した高速データ通信サービス「3Gハイスピード」に対応し、下り最大1.8Mbpsのダウンロードが可能であること。また、ボーダフォングループの強みである国際ローミングにも対応する。さらに、PCサイトへ接続した場合にもデュアルパケット定額を適用できるようにサービスを見直し、上限金額を9,800円(税込10,290円)とした。高速通信、国際ローミング、パケット上限金額の設定で、同様の端末を持つライバル会社に対して優位性をアピールした。なお、2007年1月まで上限月額を5,700円にするキャンペーンを実施する。

■オフィスと同じ環境を手のひらに
 X01HTには、「Internet Explorer Mobile」「Outlook Mobile」のほか、「Office Mobile」が搭載されており、ワープロ、表計算、プレゼンテーションスライドの閲覧と編集ができる。ほかに動画と音声の再生のために「Windows Media Player10 Mobile」と、PDF Viewerがインストールされている。

 ソフトバンクモバイルは、「いつでもどこからでも安心してオフィスと同じ環境にアクセスして仕事ができる」と自信を見せた。ビジネスマンに必要なアイテムとするために、紛失時には遠隔操作で端末を初期化してデータ流出を防ぐ機能があり、ネットワークサービスとしてはURLフィルタリングやセキュリティーソフトを簡単に導入できる有料サイトも用意し、万全のウイルス対策を行う。

 セキュリティソフトメーカーのトレンドマイクロとシマンテックも、X01HTの発売に合わせて、月額315円のモバイルセキュリティサービスを発表した。両社とも来年3月末まで利用料無料のキャンペーンを実施する。これらのソフトウェアはYahoo! BB会員向けの公式オプションサービス「ケータイセキュリティ」で提供される。

 ソフトバンクモバイルは同端末を、「20代から30代の男性で、インターネットを理解し、アクティブに使う人へプロモーションしていく」と説明した。
《杉山淳一》
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