日本テレコム、仙台市中心部で広域ワイヤレスブロードバンド拡大実験を実施 | RBB TODAY
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日本テレコム、仙台市中心部で広域ワイヤレスブロードバンド拡大実験を実施

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 日本テレコムは、宮城県庁およびJR仙台駅に隣接する基地局2局について2GHz帯周波数の実験局免許を18日に取得し、現在実施中の仙台駅西側地域での広域ワイヤレスブロードバンド・アクセスの共同実証実験エリアを拡大すると発表した。

 この共同実験は、東北大学・電気通信研究所附属21世紀情報通信研究開発センター(IT-21センター)、日本テレコム、宮城県の3者が共同で2GHz周波数帯の実験局免許を利用し、2005年7月よりJR仙台駅西側の東北大学電気通信研究所周辺で実施しているもの。今回の基地局免許の追加により、現在稼働中の東北大学電気通信研究所IT-21センターの基地局とあわせて合計3局構成となり、仙台駅西側のビジネス街を広くカバーする広範囲の実験が可能となった。

 実験方式は、クアルコムのフラッシュOFDM方式の無線システムが採用され、PCカード型無線端末局を利用して下り最大3.2Mbps、上り900Kbpsの転送速度、及びパケット遅延が50ミリ秒以下と有線に近いレスポンスタイムを実現する。

 実験では、クアルコム・ジャパン、及び伊藤忠テクノサイエンスの協力のもと、無線伝搬特性の検証に加え、ブロードバンド無線インターネット接続ハンドオーバー性能、ホームページアクセス、ビデオストリーミング、IP電話などの検証やIEEE802.11a/b/gなど既存無線LANシステム間とのローミング検証が実施される。今回の実験の結果は、現在総務省を中心に議論中のブロードバンドワイヤレスアクセス(BWA)の新方式にフィードバックされる予定。
《富永ジュン》
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