SANNET、ノーテルのeDCOを日本で初めて導入。東阪間を分散補償なしで10Gbpsへ移行 | RBB TODAY

SANNET、ノーテルのeDCOを日本で初めて導入。東阪間を分散補償なしで10Gbpsへ移行

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 ノーテルネットワークス(以下、ノーテル)と丸紅ソリューションは、NTTデータ三洋システムのISPであるSANNETが、東京〜大阪間のバックボーン向けに「Nortel OpticalMultiservice Edge 6500(以下、OME 6500)」を採用したと発表した。

 これによりSANNETは、OME 6500の持つノーテルの独自技術「eDCO(electronicDynamically Compensating Optics)」を日本で初めて導入し、既存の2.4Gbpsの1芯双方向DWDMネットワークを分散補償ファイバーなしで10Gbpsへ移行することに成功した。

 SANNETは、NTTデータ三洋システムのISP事業部門として、全国各地の地域IP網を接続したネットワークサービスを提供している。SANNETはこれまで、東京−大阪間(約650km)において、丸紅ソリューションの設計のもと、1芯双方向DWDMバックボーンを構築し、法人顧客を中心に2.4Gbpsベースのサービスを提供してきたが、広帯域を利用するアプリケーションの普及などにより、さらなる帯域増強が必要となった。

 しかし、一般的なDWDM装置を2.4GbpsのDWDMシステムを10Gbpsのシステムにアップグレードするには、光伝送の特性上発生してしまう波長分散の影響を排除するために、80〜110kmごとに分散補償ファイバーを導入する必要があった。これにより、設置にかかるコスト、作業、導入に際してのサービスへの影響が負担になる。

 ノーテルのOME 6500は、eDCOというノーテル独自技術によって、2000km以上という伝送区間においても分散補償モジュールを利用せずにネットワークの構築を可能にする。このため、従来であれば分散補償モジュールの設置、試用、運用が必要であった長距離間のバックボーン増強を、はるかに簡素な手間、期間、費用で実現するという。SANNETは今回、日本で初めてOME 6500およびeDCO技術を導入することで、低コストでシームレスな10Gbpsへのアップグレードを実現した。なお、SANNETのDWDMネットワークの設計・構築は丸紅ソリューションが担当している。

 今回のOME 6500導入について、 NTTデータ三洋システムの松元氏は「今回、ノーテル製品の導入により10Gbpsバックボーンの構築を安価に、また短期間で行えたことを非常に嬉しく思います」と述べている。

 OME 6500は、eDCO技術をサポートする10GbpsDWDMカードを搭載した次世代の光伝送装置として、 都市間の長距離をつなぐロングホール向けのDWDMと、都市内のメトロ向けSONET/SDHをあわせて実現する。今後、40Gbpsのインターフェース対応により、さらなる拡張性を提供する予定だという。
《小笠原陽介》

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