スパイウェアとアドウェアで上位をほぼ独占 -トレンドマイクロ、3月のウィルスランキング | RBB TODAY

スパイウェアとアドウェアで上位をほぼ独占 -トレンドマイクロ、3月のウィルスランキング

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 トレンドマイクロは4日、2006年3月度の国内におけるコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートを発表した。

 3月度のウイルス感染被害の総報告数は6,993件と、先月の6,188件から増加傾向を見せた。また、感染報告の上位をスパイウェアとアドウェアが独占しているため、同社では「ネットサーフィンやWebからファイルをダウンロードする際など、これまで以上に警戒が必要になってきています」と警鐘を鳴らしている。

 このほかの注目項目では、感染報告は少ないものの、今回もファイル交換ソフト「Winny」を悪用するウイルス「ANTINNY」による被害が引き続き話題として上っている。またそれ以外にも「2ちゃんねる」の掲示板に書き込みを行うウイルスが登場しているという。

 「山田オルタナティブ」の通称で呼ばれる「BKDR_AGENT.BOG」は、以前あった「山田ウイルス」同様Webサーバとして機能し、感染PCの全ドライブ、スクリーンショットを外部に公開するというウィルス。このウィルスには外部公開と同時に、感染PCのIPアドレスを暗号化して2ちゃんねるの特定の掲示板へ書き込み、同ウィルス間で相互に参照する活動もあるという。

 また、2ちゃんねるの掲示板へあらかじめ決められた内容の書き込みを行うだけの単純なウィルスとして、「TROJ_KAKKEYS」の亜種も多く登場している。これらは活動内容としては単純だが、脅迫や犯行声明ともとれる書き込み内容や、書き込み時にリモートホストを表示させる活動で注目を集めており、書き込みの内容から「小泉ウイルス」などとも呼ばれているという。

 新しいタイプのウィルス情報では、PDAなどのモバイル端末(Windows CE/Mobile)とWindowsOSのPCの双方に感染する可能性のある「クロスオーバーウイルス」の存在が、初めて確認されたとしている。同社において「WORM_CXOVER.A」として対応されているこのウイルスは、Windowsの「ActiveSync」というプログラムを使用して感染PCからモバイル端末へと感染活動を行うもので、逆にモバイル端末側からPCに感染することもあるという。同社ではこのようなウィルスについて、「今後、このような違う媒体のプラットフォームに感染可能なクロスオーバーウイルスが増えていく可能性は高くなっていくでしょう」とコメントしている。

 2006年3月度のウィルス感染ランキングは以下のとおり(末尾は先月度順位)

[1位] SPYW_GATOR(スパイウェア):256件(1位)
[2位] WORM_RBOT(ワーム型):85件(5位)
[2位] ADW_SHOPNAV(アドウェア):85件(3位)
[4位] ADW_NAVIPROMO.B(アドウェア):64件(NEW)
[5位] ADW_SURFACC.D(アドウェア):61件(NEW)
[6位] ADW_WEBSEARCH(アドウェア):59件(2位)
[6位] EXPL_WMF.GEN(その他):59件(8位)
[8位] JAVA_BYTEVER(その他):48件(7位)
[9位] WORM_SDBOT(ワーム型):42件(9位)
[10位]ADW_CMDDSKTOP.A(アドウェア):25件(6位)
《村上幸治》

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