グレテックジャパン、合計最大100GBを無料で送信・保管できるオンラインストレージ | RBB TODAY
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グレテックジャパン、合計最大100GBを無料で送信・保管できるオンラインストレージ

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  • 韓国グレテック社代表取締役ベ・インシク氏
  • GRETECH JAPAN代表取締役社長、ロバート・キム氏
 GRETECH JAPAN(以下、グレテックジャパン)は、ファイル送信・保管などが行えるオンラインストレージサービス「ファイルバンク」の機能を大幅に強化し、合計最大100GBのファイルを無料で送信・保管できるサービスを2006年3月22日(水)より開始する。

 ファイルバンクは2005年6月8日に本サービスを開始したオンラインストレージサービスで、従来は最大1GBのファイルを無料でオンライン保管できるというものだった。親会社である韓国GRETECH社のサービスを元にしつつ、日本向けのローカライズとカスタマイズを行っており、2006年3月末での累計会員数は20万人を超える見込みだという。

 22日からの新サービスでは、容量を飛躍的に増大させるとともに、特にファイルを他者に送信する機能を充実した「ビッグメール」サービスを追加した。

 ビッグメールでは、会員登録をしなくても1回あたり最大合計1GB、会員登録をしてログインすれば最大合計100GBのデータファイルを無料で送信できる。ファイルはオンラインストレージにアップロードされ、保管先のURLがメールで先方に通知される。受信者はそのURLをクリックすることでファイルをダウンロードできるというものだ。ファイルの保管期間は3日。

 またビッグメールでは、会員登録したユーザーならアドレス帳や送信履歴が利用できるほか、受信者が高速にダウンロードできるよう、後述する「特急パス」を利用するかどうかを指定できる。

 ファイルバンクは、会員登録をすることで最大100GBのファイルを無料で保管できるサービス。ただし少なくとも3日に1度ログインしなければ、データは消去される。名前やファイルサイズなどによる並べ替え機能を持つほか、非会員とのファイルのやり取りに便利なゲストフォルダを複数作成できる。

 一方ファイルバンクには、容量が2GB・10GB・100GBの有料プランも用意される。こちらは契約が有効な期間、アップロードしたデータが消去されない。価格は2GB、30日で800円から。

 そして、これらサービスを通じての特徴的な機能として「特急パス」がある。これは、ファイルを1,000〜3,000KCPS(概ね10〜30Mbpsに相当)という高速でダウンロードできるもの。ファイルバンクの利用者は、1日あたりダウンロード容量500MB分までの無料特急パスが付与される(繰り越しなし)が、それを超えた容量をダウンロードする場合は「各駅」と名づけられた30〜100KCPS(概ね300Kbps〜1Mbpsに相当)の速度になる。この時、500MBを超えた分も高速でダウンロードしたいユーザーのために、有料で特急パスが販売されるのだ。価格は容量に応じて、2000MBで600円から、80,0000MBで21,600円まで。

 16日の記者会見には韓国グレテック社代表取締役のベ・インシク氏、GRETECH JAPAN代表取締役社長のロバート・キム氏が登壇し、同社の世界戦略について語る一方、ファイルバンクが日本のユーザー向けに日本向けにローカライズとカスタマイズが行われたものであることを強調した。また、競合他社に比べて圧倒的に大容量であることから、今年度中に累計会員数100万人突破を目指すと語った。

 また、十分な機能を無料サービスとして提供していることで、同事業の収益源は何か、サービス提供ページへの広告によるものか、との会場からの質問に対しては、広告は計画中だが広告収益モデルではなく、特急ダウンロードを中心とした有料サービスが収益源であるとし、この収益によって、2006年12月には単月黒字化を目指すと述べた。
《小笠原陽介》
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