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JEITA、12月の民生用電子機器国内出荷実績を発表 デジタルオーディオプレーヤーが好調

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 電子情報技術産業協会(JEITA)は26日、2005年12月の民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生用電子機器の12月出荷金額は3,519億円、前年比107.2%と5カ月連続の前年比増となった。1〜12月計では25,404億円、同106.9%と4年連続のプラスであった。

 映像機器分野は2,538億円、前年比105.6%と5カ月連続プラスであった。全体として堅調であり、薄型テレビが好調を維持している。

 音声機器分野は、引き続きデジタルオーディオプレーヤーが牽引して、391億円、前年比121.3%と、9カ月連続のプラスで、6カ月連続の2桁成長となった。1〜12月計では2,378億円、同113.3%と6年振りにプラスとなったが、これもデジタルオーディオプレーヤーの伸びが主因だ。

 カーAV機器分野は、カーナビゲーションシステムが再び2桁増となり、全体では589億円、前年比106.2%で、2カ月振りにプラスに転じた。

 主要製品別に見ると、12月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は115万台、前年比96.4%と7カ月連続のマイナスとなった。12月の構成比(台数ベース)は、CRTが34.4%、液晶が57.8%、PDPが7.7%であった。なお、1〜12月計の構成比では、CRTが45.9%、液晶が48.7%、PDPが5.4%(薄型計54.1%)であり、薄型テレビが着実に伸びている。液晶カラーテレビの1〜12月累計は421万台で、年計で初めてCRTカラーテレビ(398万台)を上回った。

 DVDビデオは、121万台、前年比87.5%と3カ月連続マイナスとなった。DVD録再機も80万台、同86.0%と3カ月前年割れ、8割以上を占めるHDD内蔵型も68万台、同88.8%と、好調であった前年の反動で減少傾向が続いている。再生機は前年比90.7%と10カ月連続でマイナスとなった。年計で見ると、録再機は前年比104.1%と伸びているが、再生機は同91.3%で、DVDビデオ全体では同98.5%の微減となった。

 急速に普及したデジタルオーディオプレーヤーは2005年4〜12月計で483万台であった。そのうちの77%が半導体メモリを使用するタイプであるという。
《竹内充彦》
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