日本ビクターは14日、1.8インチHDDを内蔵したデジタルビデオカメラ「Everio GZ-MG70/50/40」の3モデルを発表した。HDD容量は30Gバイトか20Gバイトの2種類、CCD（総画素）は212万画素か133万画素を選べる。価格はオープン。 GZ-MG70は、212万画素1/3.6型CCD（有効画素 動画123万画素、静止画200万画素）と30GバイトHDDを搭載した上位モデル。光学10倍のズームレンズを装備し、明るさはF1.8〜F2.2となる。9月上旬発売で、実売予想価格は15万円前後の見込み。 GZ-MG50は、133万画素1/4.5型CCD（有効画素 動画69万画素、静止画100万画素）と30GバイトHDDを搭載した中位モデルとなる。光学15倍のズームレンズを採用し、レンズの明るさはF1.2〜F2.8。8月上旬発売で、実売予想価格は13万円前後。 GZ-MG40は、GZ-MG50のHDD容量を20Gバイトにした下位モデル。GZ-MG40のみカラーバリエーションがあり、ミスティブルー、パウダーピンク、プレミアムシルバーの3色を用意する。8月上旬発売で、実売予想価格は11万円前後の見込み。 Everio GZ-MGシリーズは、1.8インチのHDDを内蔵し、MPEG2形式で録画できるビデオカメラ。30GバイトモデルのMG70とMG50は、DVDと同等画質で約7時間10分、最大で約37時間30分もの長時間撮影が可能だ。20GバイトモデルのMG40では、DVD同等画質で約4時間50分、最大で約25時間の撮影が行える。記録メディアがHDDだから、長時間撮影時でもメディアの交換が不要なほか、アクセススピードも速いのが特徴。 また、HDDを衝撃から守る技術として、HDDの周囲にゲル状の衝撃吸収素材を配置し、振動や衝撃を緩和する「フローティングダンパー機構」と、内蔵センサーが落下時の重力加速度を感知し、電源を強制的にオフにしHDDを守る「3次元加速度センサー」を備える。 液晶ディスプレイは2.5型、11.2万画素。撮影中に液晶ディスプレイを閉めると、自動的に電源が切れ、電源の切り忘れを防止する「クイックパワーオフ」機能を備える。また、電源オフの状態から液晶ディスプレイを開くと、自動的に撮影可能状態になる。 動画の最大記録サイズは、いずれも720×480ドット、静止画はMG70が1,600×1,200ドット、MG50/40が1,152×864ドット。 PCとのインターフェースは、USB2.0の高速転送に対応しており、約60分間の撮影データを約10分でPCに転送できる。さらに、PCなしでプリンタに直接接続して印刷できるPictBridgeもサポートした。 本体サイズは、MG70が幅71×高さ70×奥行き109mm、MG50/40は幅が67mm。重さは、MG70が約390g、MG50/40が約320gとなる。連続撮影時間（実撮影時間）は、MG70が約50分（25分）、MG50/40が約1時間（30分）。なお、残りの撮影時間やバッテリー残量を表示できる機能も搭載。 今回は、Windows用の動画編集＆DVD作成ソフト「CyberLink DVD Solution」に加え、ピクセラのMac用動画編集ソフト「Capty MPEG Edit EX」も付属する。
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