トレンドマイクロは、セキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター」において、PCの動作が著しく遅くなる不具合があると発表した。23日に配布したパターンファイルが原因。すでに、不具合が修正されたパターンファイルが配布されている。 この現象が確認されるのは、Windows XP Service Pack 2またはWindows Server 2003/Service Pack1にて、ウイルス検索エンジン7.5.0または7.5.1を使用し、パターンファイルが2.594.00の環境だ。 パターンファイルは、通常、品質評価、ウイルス検出、誤検出、各OSとの組み合わせなどのテストを行いリリースされる。しかし今回のケースでは、このテストが不十分だったため、不具合があるパターンファイルを公開してしまったという。 不具合があるパターンファイルを適用した場合、PCの動作が遅くなるため、最新のパターンファイルをインストールできない可能性がある。そのため同社では、対策を公開するとともに、電話窓口を設け、対応に当たっている。 なお25日10時30分現在、これまでに一般ユーザからの問い合わせは265,800件、法人ユーザからは24,700件あったとしている。●不具合が確認されている環境・OS:Microsoft Windows XP Service Pack 2 Microsoft Windows Server 2003 Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 1・検索エンジン:7.5.0、7.5.1・ウイルスパターンファイル:2.594.00●これまでの経過・4月23日午前7:33 ウイルスパターン2.594.00を公開・4月23日午前9:02 上記ウイルスパターン2.594.00の公開中止・4月23日午前10:51 本問題修正済みのウイルスパターン2.596.00を公開・4月23日午後14:30 一般のお客様用お問い合わせ窓口開設・4月23日午後17:30 企業のお客様用お問い合わせ窓口開設●問い合わせ窓口 トレンドマイクロ緊急対応窓口(法人、個人共通):0120-538-108 個人ユーザ向け窓口:03-5334-1441 法人ユーザ向け窓口:03-5334-3620