通常のインターネットトラフィックとハイビジョン映像を混合したIP転送に成功 | RBB TODAY

通常のインターネットトラフィックとハイビジョン映像を混合したIP転送に成功

 アジア・ネットコム・ジャパンは25日、宮城ネットワークと創業との3社共同で、仙台〜大手町間のハイビジョン映像IP伝送試験を行い成功したと発表した。

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 アジア・ネットコム・ジャパンは25日、宮城ネットワークと創業との3社共同で、仙台〜大手町間のハイビジョン映像IP伝送試験を行い成功したと発表した。

 宮城ネットワークは仙台を中心にCATVとインターネットサービス事業を展開するアジア・ネットコムのIPトランジットユーザー。創業はハイビジョン映像IP伝送装置のメーカーで、アジア・ネットコムの回線ビジネス開発パートナーという関係がある。

 今回の試験は、アジア・ネットコムのインターネットへのトランジットと、創業のハイビジョン映像IP伝送装置「HD x1000」を介して、宮城ネットワークの放送品質ハイビジョン映像素材を送受信するというもの。通常のインターネットトラフィックが混在した状態のIPネットワーク経由で、仙台−東京−仙台間の延べ約700Kmでパケットロスや映像上のエラーを生じさせる事なく、リアルタイムで伝送することに成功したとしている。

 映像IP伝送装置「HD x1000」は、最新のハイビジョン用MPEG2エンコーダーと、Video over IP Gatewayを組み合わせたものだ。仮に回線品質が劣悪で多くのパケットロスが生じても、失ったパケットを再送することなく再生する高度なリアルタイム誤り訂正機能(FEC)を備えているという。また、放送品質のハイビジョン映像素材は、MPEG2-TSに圧縮し20Mbpsのビットレートにした場合と、TS30Mbpsに圧縮した場合の2通りで実験が行なわれた。

 アジア・ネットコム・ジャパンのネットワーク技術部長・石井秀雄氏は、今回の実験結果について「今回の実験結果は、国内だけではなく、アジア・ネットコムのアジア地域を網羅する、国際IPネットワーク上での映像IP伝送にも応用していくつもりです。今後ますます増えるであろう、国際間のHDコンテンツのやり取りがほぼリアルタイムで行えるということで、韓流ブームに乗ったコンテンツや、将来はオリンピック映像の伝送などに、アジア・ネットコムのIPバックボーンが利用されることになるでしょう」と語っている。
《村上幸治》

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