日立マクセルは、負極材にハイパワーを実現する200μm以下の微粒亜鉛粒子「MICROZINC(ミクロジンク)」を世界で初めて100%使用し、発電効率を向上させた単3形アルカリ乾電池「イプシアルファ」を4月1日に発売する。価格はオープン。 今回発売するアルカリ乾電池「イプシアルファ」は、2004年4月に新開発した、正極に新・二酸化マンガンの採用、負極に微粒亜鉛粒子を増量し性能アップしたイプシアルファ・テクノロジーをさらに発展させたもの。これまで微粒亜鉛粒子のみの組成は難しいとされていた負極材に、世界初となる200ミクロン以下の微粒亜鉛粒子MICROZINCを100%使用、これにより発電効率が格段にアップしたとしている。 当社標準グレード品に比べ亜鉛粒子数は15倍、反応面積が6倍となり、日本品質保証機構(JQA)でのデジタルカメラを想定した試験において、当社標準グレード品比で2倍、また従来品比で約20%アップのバッテリー寿命を実現した。