ジュニパーネットワークスのテクニカル・ソリューション担当シニアマネージャのマット・コロン氏が、APRICOT 2005(2月18日〜25日・京都)にあわせて来日、記者説明会を開催した。 「インフラネット」は、ジュニパーネットワークスなどが推進する次世代バックボーンネットワークの構想。MPLSネットワークに、サービスやアカウント情報とそれに基づくQoSやセキュリティ機能を組み合わせることで、インターネット(IP)だけでなく、ATMやフレームリレー(FR)、TDMなどのサービスも高い信頼性を保ちつつ単一ネットワークで提供できるというもの。 コロン氏は現在の通信業界について、インターネットの上にさまざまなプライベートサービスを乗せる方向で行くのか、インフラネットへの切り替えを行うのか、選ぶ時期が来ていると語った。 一つのインフラ上で複数のネットワーク、アプリケーションを構築できるインフラネットは事業者にとっても必要で、TDMやATM、FRなどレガシーネットワークで売り上げがあっても、これらレガシーネットワークの追加構築に投資はできないという現状を指摘。レガシーネットワークのエッジに接続された通信をインフラネットのコアに仮想化することで、インフラネットへ徐々に移行できるという。ただ、エンドユーザ側は既存のTDM/ATM/FR網からインフラネットの仮想網へ移行があってもサービスに変化がないことを期待するため、可用性や保護が重要になると述べた。 なお、インフラネットについては、現在はまだ基礎作りの段階にあり、今後、具体的なインフラネットの実現や、インフラネット同士の接続(グローバルインフラネット化)にはまだステップが必要だとの見通しを示した。
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