「ライブドアの分までがんばりたい」。楽天のプロ野球新球団 | RBB TODAY
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「ライブドアの分までがんばりたい」。楽天のプロ野球新球団

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左から、ゼネラルマネージャーのマーティ・キーナート氏、楽天 代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏、監督の田尾安志氏、楽天 顧問の井上智治氏
  • 左から、ゼネラルマネージャーのマーティ・キーナート氏、楽天 代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏、監督の田尾安志氏、楽天 顧問の井上智治氏
 楽天が設立を申請していたプロ野球球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」が、日本野球機構(NPB)に承認された。これにより、楽天は2005年度よりプロ野球に参入する。

 プロ野球球団の新規設立については、楽天のほかライブドアがNPBに申請。しかし、本拠地が同じなどの理由で、どちらか一方に絞られることになった。11月2日には、参入する球団を決定するため、プロ野球実行委員会とオーナー会議が開催。ここで、楽天の参入が決定した。

 「(ライブドアの)堀江さんの新規参入の宣言については、一人の野球関係者としてうれしかった。そのため、ライブドアの分までがんばりたい」(同球団の監督 田尾安志氏)などとしているように、新球団の設立に関して競ってきたライブドアのことを揃って口にしている。楽天の代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は「楽天なのかライブドアではなく、東北に本拠地ができるのが重要。東北の人に喜ばれ、プロ野球界を変えていくことを目指す」と地域密着型のチームであることも改めて強調した。

 球団の経営については、これまで示してきた方針と変わらない。「ベンチャー的なやり方をプロ野球に持ってくるとどうなるにチャレンジしたい。(楽天は)野球界のしがらみがないので、ストレートに自分たちが考えていることをぶつけていける」(三木谷氏)と示した。さらに、「最低でも4年以内に黒字化を達成する。日本のスポーツ界や経済界にとって、新球団を健全に経営することは重要なミッションだと思っている」と意欲を見せている。

 なお、指導陣は決定したものの、選手の確保はこれからだ。「選手の獲得においては、ほかの10チームの皆さんにも協力して頂きたい」(田尾氏)と呼びかけた。

 ちなみに、審査結果の報告を受けた時の状況については、「16時くらいに連絡があるのかとやきもきしながら報告を待っていたら、NPBから電話いただいた。喜びもあるが、責任感の方が強い。参入に漏れたほかの会社(ライブドア)の分までがんばらないといけない」と明かした。
《安達崇徳》
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