ATM並のトラフィック制御をIPネットワークでも実現するルータ。P2Pトラフィックの制御も可能に | RBB TODAY
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ATM並のトラフィック制御をIPネットワークでも実現するルータ。P2Pトラフィックの制御も可能に

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ATM並のトラフィック制御をIPネットワークでも実現するルータ。P2Pトラフィックの制御も可能に
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 米Caspian Networksは、フローステートルータ「Apeiro」の日本での本格展開を開始した。フローステートルータとは、IPパケットにおけるフローをチェックするルータ。これを用いるとIPネットワーク上でもATMのような細かなトラフィック制御が行えるようになる。

 これまでトラフィックの制御を行う場合は、ルータとは別の機器を設置する必要があり、初期投資や運用において多大なコストがかかっていた。しかし、フローステートルータでは、トラフィック制御やセキュリティの機能をルータに統合しているため、初期投資や運用コストが低く抑えられるのが特徴だ。

 フローステートルータで制御の対象になるトラフィックとして、P2Pファイル共有/交換ソフトが挙げられる。同社のRiad Hartani氏によると、「P2Pのトラフィックは多くて70%を占めることがあるが、ISPの収益は上がらない」と問題点を示した。

米Caspian NetworksのRiad Hartani氏


 具体的には、すべてのフローに対して通信速度、持続時間、バイト数をチェック。これらの値にP2Pによるファイル転送の特性が現れた場合、制御の対象になるという。対象になったフローに対しては、すべて遮断、帯域を絞る、QoSに影響を与えない程度に絞るなどISPのポリーに沿った制御が行える。

 また、さまざまな接続か所にフローステートルータを設置することで、DoS攻撃などの“異常なフロー”が検知できる。これにより、管理者に情報を流したり、該当するトラフィックを遮断することでリアルタイムの対策が可能になる。

 同社では、フローステートルータを用いると「ビデオ会議サービス、IP電話、データサービスでのSLAをIPネットワークでも遂行できる」としている。

「Apeiro」
《安達崇徳》
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