[コラム]ベンチャーブームはこの国に何を残したのか:浅見幸宏 | RBB TODAY
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[コラム]ベンチャーブームはこの国に何を残したのか:浅見幸宏

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 モノポリーとか人生ゲームとか、何でも良いのですが模擬紙幣が出てくるゲームを思い浮かべてください。子供銀行券とか書いてある例のやつです。ベンチャービジネスを巡るゲームも、こうした模擬紙幣、実際には株券や株式に変換できる権利(ワラント債・ストックオプション)が登場します。このゲームが市販ゲームと大きく異なるのは、その模擬紙幣を実際に現金化することが可能ということです。その可能性を大きくしたのがマザーズなどの新興市場です。このゲームでは株の価値が最大のポイントになります。

 会社の価値を高めて現金にするというシンプルなルールではありますが、やってみないとなかなか分からない部分も多いと感じます。冷静に考えてみれば、こうした環境が整って最初のゲーム参加者になるのですから、本当のところ皆が皆ゲームのルールを教わりながら参加しているようなものだったのではと思います。1999年のやや異常なバブルから一転してその崩壊という目まぐるしい変化があり、何がなんだか分からない状況もありましたが、落ち着いてみてみると、ある程度まではこの国の起業を取り巻く環境はかなり改善していると思います。(浅見幸宏:コラム本文へ
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