総務省は、9月16日にシンガポールで開催されたASEAN+日中韓(ASEAN+3)電気通信高級事務レベル会合において、来年度以降ASEAN+3の情報通信大臣会合の設置と情報通信分野での協力関係の一層の強化の推進で合意に達したと発表した。 また同会合において、総務省が本年3月末に公表した「アジア・ブロードバンド計画」についても、ASEAN諸国との連携によりより一層推進していくことで意見が一致したという。 現時点での「アジア・ブロードバンド計画」の推進状況は以下のとおり。■ICT(Information and Communication(s) Technology)分野での協力・ASEAN+3の情報通信大臣会合の設置に合意・インドネシア、ベトナムとの間でICT分野での包括的な協力の推進・協力実施について大臣間で共同声明を締結 など■インフラ整備・研究開発・ベトナムの南北を結ぶ海底光ケーブル整備に対し円借款供与を決定・独立行政法人通信総合研究所のアジア研究連携センターをタイに設立 など■人材育成・ラオス、ミャンマー、ベトナムに対しブロードバンド普及に向けた政策・技術セミナーを実施・JICAの遠隔研修システムを利用した日本のブロードバンド政策などに関する講義の実施 など■専門家派遣・インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピンに情報通信関連の政策専門家を派遣■電子政府計画等への協力・インドネシア、ベトナム両国の計画に対し協力を約束