シマンテックの年間ウイルス被害ランキング、Klez上位ながらBugbearが猛追 | RBB TODAY
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シマンテックの年間ウイルス被害ランキング、Klez上位ながらBugbearが猛追

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 シマンテックは、2002年のウイルス感染被害ランキングを発表した。それによると、国内でもっとも被害件数が多かったのは「W32.Klez.H@mm」の9,266件。2位は同じKlezの亜種「W32.Klez.E@mm」の1,940件だった。日本語タイトルのメールで送りつけられてくるとして話題になった「W32.FBound.gen@mm」は10位にランクインしている。

 一方、海外を含むワールドワイドは、トップはKlez.H(29万7,196件)だったものの、こちらは2位にW32.Bugbear@mmが入っており、傾向の違いが出ている。

 シマンテックでは、セキュリティホールを使って侵入したり破壊活動を行ったりといった明らかに不正な「ウイルス」だけでなく、ジョークプログラムやスパイウェア、あるいは「W32.Friendgreet.worm」のような使用許諾契約書をもってマスメーリングをおこなうように、完全なクロ、不正プログラムと言い切れないようなプログラムについても「Grayware」と呼び、警戒を促している。

 これから年末年始ということでメールのやりとりをおこなう機会が増えると思われるが、添付ファイルを付けるときは本文でもファイル名や内容を説明するなどして、むやみに怪しまれないようにしておこう。

■年間ウイルス被害ランキング(2002年:国内)
順位 ウイルス名 報告件数
1位 W32.Klez.H@mm 9,266件
2位 W32.Klez.E@mm 1,940件
3位 W32.Badtrans.B@mm 1,820件
4位 W95.Hybris.worm 913件
5位 VBS.LoveLetter.Var 557件
6位 W32.Bugbear@mm 323件
7位 W32.Frethem 269件
8位 W32.Nimda.enc 213件
9位 W32.Opaserv.Worm 193件
10位 W32.FBound.gen@mm 177件


■年間ウイルス被害ランキング(2002年:WorldWide)
順位 ウイルス名 報告件数
1位 W32.Klez.H@mm 297,196件
2位 W32.Bugbear@mm 47,761件
3位 W32.Klez.E@mm 43,190件
4位 W95.Hybris.worm 38,577件
5位 W32.Magiste.39921@mm 29,506件
6位 W32.Badtrans.B@mm 27,524件
7位 W32.Opaserv.Worm 16,048件
8位 W32.Sircam.Worm@mm 12,903件
9位 W32.Nimda.E 11,841件
10位 W32.Yaha.F@mm 10,284件
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