NTT-ME、パッケージソフトのストリーミング配信実験を開始。第一弾はゲームソフト20タイトル
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今回NTT-MEが行う実験は、これまで映像や音楽の配信がメインであったストリーム方式のデータ送信方式を、アプリケーション自体の配信にも利用しようというもの。配信システムには米Stream Theoryの「Stream Theory System」が採用されており、必要なソフトウェアはその都度ブロック単位に分割されたストリームとしてコンテンツプロバイダからユーザに送られることになる。
同社では、こうした「アプリケーション・ストリーミング」方式の採用はユーザ・コンテンツプロバイダ双方に利点があるとしており、ユーザにとっては必要な部分だけストリーミング配信されるので重いソフトの一括ダウンロードが必要なく、データがハードディスクに残らないため容量を圧迫しないなどのメリットが、またコンテンツプロバイダにとっては、ソフトウェアの違法コピー防止や容易な利用状況の管理、利用促進やASPサービスへの展開が望める等のプラス効果が期待されるという。
ストリーミング配信第一弾として選ばれたのは、「フェイト オブ ドラゴン 赤壁の戦い」日本語・製品版や「Age of EmpiresⅡ:The Age of Kings」英語・体験版を含むゲームタイトル20本で、NTT-MEの「WAKWAKキャスト」、またはNTT-Xの「gooGame」にて配信される。なおゲームタイトルはWindows版のみで、快適にストリーミング配信を受けられる通信環境として、1.5Mbps以上のADSLか光ファイバが推奨されている。