ユーザにとって、インターネットはテレビ並みの「メディア」 −Web広告研究会の視聴者意識調査より | RBB TODAY
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ユーザにとって、インターネットはテレビ並みの「メディア」 −Web広告研究会の視聴者意識調査より

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 日本広告主協会のWeb広告研究会 メディア委員会は、一般のオーディエンス(ユーザ/読者/視聴者)を対象に、インターネットやTV、新聞、雑誌など各種の媒体について、質的側面に関する意識調査をおこなった。調査は、今年1月から2月にかけて、オンライン(ウェブ)およびオフライン(郵送)で実施された。

 それによると、オンラインでの回答者は、さまざまなメディアの中でインターネットをもっとも高く評価しているという。ほぼ同スコアでテレビが2位。以下、新聞、雑誌、ラジオ、屋外広告(車内広告含む)の順となった。オフラインの回答者では、テレビ、新聞、インターネット、雑誌の順となったのと比べると、インターネットへの高い評価がきわだっている。

 オンラインの回答では、インターネットとテレビが順位的に拮抗しているだけでなく、接触時間が長い(よく見ている)、速報性がある、習慣的に見ている、といった項目のスコアが高いなど、非常によく似た回答パターンを示していた。

 ただ、インターネットとテレビでオーディエンスの評価が近似していた一方、くっきりと違っていた部分もある。インターネットは客観性や信頼性についてはスコアが低く、情報を受け取る際にユーザが用心していることが明らかになったほか、自由記述のコメントでも、プライバシー保護などに対しての懸念が寄せられている。インターネットは、エンドツーエンドの個別通信が基本となっており、究極的には受け手のPCを特定することも可能だ。広告を発信する側には十分な自制が求められるといえるだろう。

 いずれにせよ、インターネット利用者にとって、ネットはもはやテレビ並みのメディアとして認知されてきている。特に10代男性では、インターネットとテレビがほぼ重なるグラフとなっており、今後この世代が社会に進出するにつれて、メディアとしてのインターネットの重要度は、広報・宣伝においてますます高まることになりそうだ。

 本アンケートは今年1月から2月にかけて実施され、オンライン調査についてはヤフーリサーチ(有効回答1,124サンプル)、オフライン調査については電話で募集した上で性別・年齢を調整している(有効回答252サンプル)。Web広告研究会 メディア委員会は、インターネットとTVやラジオ、新聞、雑誌などを組み合わせた、広告における包括的メディアミックスモデルの構築を目指している。
《RBB TODAY》
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