IDPパワーランチvol.7「なぜ優秀な社員が幹部になるとイノベーションを起こせないのか」開催レポート - PR TIMES|RBB TODAY
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IDPパワーランチvol.7「なぜ優秀な社員が幹部になるとイノベーションを起こせないのか」開催レポート

元フェンシング日本代表・宇山賢氏が語る、「尖った人材」を変革の主役に変えるヒント











アイデンティティー・パートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中野広介)は、2026年7月17日、IDPパワーランチ第7回「なぜ優秀な社員が幹部になるとイノベーションを起こせないのか」をオンラインにて開催しました。

「ランチタイムの50分で、一線のプロから本音が聞ける」場を目指すオンライン勉強会「IDPパワーランチ」。今回のゲストは、東京2020オリンピック フェンシング団体金メダリストであり、現・株式会社エスリエール取締役の宇山賢氏。

「現場では圧倒的な成果を出していたエース社員が、幹部に登用された途端、無難なマネジメントに終始してしまう」
多くの企業が直面するこの課題について、「リザーブ(控え選手)」という立場からチームを世界の頂点に導いた経験をもとに語っていただきました。

「優秀」の定義は一人ひとり違う


写真左から、加井夕子(アイデンティティー・パートナーズ取締役)、宇山賢氏(株式会社エスリエール取締役)、佐藤悠平氏(株式会社lazy style代表取締役)

対談は、そもそも「優秀」とは何かという問いから始まりました。
対談相手の加井(アイデンティティー・パートナーズ取締役)は「決められたことをきちんと前に進める実行力」を優秀の一つの定義に挙げる一方、宇山氏は「他の選手とはちょっと違う才能やセンスがある、尖った人材」もまた優秀の一形態だと指摘します。
モデレーターの佐藤氏(株式会社lazy style代表取締役)も、国会議員秘書時代の経験から「臨機応変にアジャストできることこそ優秀」と述べ、優秀の定義が立場によって多様であることが浮き彫りになりました。

「守破離」で読み解く、変革を起こす人材の作法

宇山氏がキーワードとして挙げたのが、茶道や武道に伝わる「守破離」という考え方です。

「最初は指導者やメソッドを再現しながら身につける『守』のフェーズ。次に、あえてそのベースを破ることで次の可能性を探る『破』。最後が、指導者に依存せず自分自身で全てをマネジメントできるようになる『離』です」

引退後、AIを活用してフェンシングの審判判定をLED演出に変換する仕組みを自ら開発するなど、他分野の技術やアプローチをスポーツに「輸入」する取り組みを続ける宇山氏は、自身を「破」のフェーズにあると位置づけます。

「これは外から見ると多分イノベーションなんですけど、僕からすると再現しているだけという感覚なんです」

型を破る挑戦には反発や不安が伴うものですが、宇山氏は「まずは誰かに見てもらい、忖度抜きのフィードバックをもらうことで、次の可能性が展開できる形に整っていく」と、率直な壁打ち相手を持つことの重要性を語りました。


自分の役割を知り、徹する




宇山氏が金メダルを獲得したフェンシング団体戦は、5人制ではなく得点をリレー方式でつなぐ形式。爆発力のある若手選手が多いチーム編成の中で、宇山氏自身の役割は「爆発しても120%、落ちても85~90%」の安定役だったと振り返ります。

「バランスよく何でもできるほうが評価されがちなビジネスの世界で、自分の特性を受け入れるのは意外と難しい」という加井の問いに対し、宇山氏は「僕自身は我が強いタイプではなかった。チームの中でどの役割を担うと全体のバランスが取れるかを考え、あえてそこを引き受けた」と答えます。
スポーツアナリストが可視化するデータと、自身の手応えが合致したことで、役割への自己評価が確かなものになっていったそうです。

メンバー全員を主役にするリーダーの覚悟




対談後半のテーマは、プレイヤーから経営人材への転換です。加井は「経営層になると、自分が輝くよりもメンバーを主役にすることが重要になる」と問いかけました。

宇山氏は、チーム競技での経験を踏まえ「自分がこのチームの中でどんな役割を担っているかを自分自身が理解し、それが会社や社会への貢献というゴールにつながっていることが大前提として大事」と語ります。

また、指導者自身が「自分を含めた全体」を客観的に評価する難しさにも触れ、経営層にも同様の課題があるのではと投げかけました。

質疑応答では、競技経験がビジネスにどう活きるかという質問に対し、宇山氏は「競技をしていた頃のメンタリティや、理不尽の多い世界でどう差別化して立ち回るかという経験は、いまの学術・教育の世界に入っていく中でも通ずるものが多い」と述べ、新しい環境に入るときはまずリスペクトを持って「守」の姿勢で臨むことの大切さを強調しました。

おわりに
「優秀」の定義を問い直すことから始まった今回のIDPパワーランチ。宇山氏の言葉から浮かび上がったのは、型を身につけ、破り、自分自身で舵を取れるようになるという成長のプロセスと、自分の役割を正しく理解し全うすることの重要性でした。
プレイヤーとして輝いてきた人材が、変革の主役へ、そしてメンバーを主役にするリーダーへと変わっていくために。今回の対談は、その転換点に立つビジネスパーソンへ多くの示唆を与えるものとなりました。


第7回 開催概要
・開催日:2026年7月17日(金)12:00~12:50
・形式:オンライン(配信プラットフォーム:YouTube)
・参加費:無料(事前登録制)
・主催:アイデンティティー・パートナーズ株式会社


【ゲスト】
宇山 賢(うやま・さとる)
株式会社エスリエール 取締役 元フェンシング競技日本代表選手

東京2020オリンピック 団体金メダル、2018アジア競技大会 団体金メダル。現在は株式会社Es.relier(エスリエール)を設立し、スポーツを軸に教育・地域・企業分野で幅広く活動。立教大学スポーツウエルネス学部兼任講師、アスリートキャリアサポートコンソーシアム(SCSC)アスリートキャリアコーディネーター、中央教育審議会委員も務める。

【対談者】
加井 夕子(かい・ゆうこ)
アイデンティティー・パートナーズ株式会社 取締役
CTIジャパン基礎コース修了、PLAYFOOL認定ファシリテーター

【モデレーター】
佐藤 悠平(さとう・ゆうへい)
株式会社lazy style代表取締役
専門商社に就職後、国会議員公設秘書として4年活躍。在籍中に大臣政務官のサポートも経験。現在は株式会社lazy style代表取締役として「人生の相関図を誰よりも面白くする。」をモットーに、政治・スポーツ・自治体に関わる活動を行っている。

今後の開催について

第8回は、元スキージャンプ選手であり、現在は株式会社CHINTAIで広報を担当されている小林 諭果(こばやし・ゆか)氏をお招きし、「多様性を形にする『ブレない軸』」と題してお話を伺います。
本イベントでは、小林氏に「アスリート時代」を振り返っていただき、環境が変化する中でもご自身の『ブレない軸』をどのように築いてきたのかを語っていただきます。
さらに、「競技と会社員の両立」というテーマを通して、二足のわらじを履く中で『企業に貢献したい』という思いがどうやって芽生えていったのか、その心の変化にも迫ります。

当日は公開コメントで質問も受け付けます。ふるってご参加ください。

開催日:2026年8月27日(木)12:00~12:50
・形式:オンライン(配信プラットフォーム:YouTube )
・参加費:無料(事前登録制)

■お申し込み
以下Peatixイベントページよりチケットをお申し込みください。
・申込URL:https://idp-powerlunch2608.peatix.com/

IDPパワーランチは、ビジネスパーソンが本質に触れ、学びと挑戦を広げていく場を目指し、今後も月1回のペースで開催予定です。
毎回異なるテーマで、各界の最前線で活躍するゲストをお招きし、日本企業の成長を後押しするきっかけを提供していきます。


以上



【アイデンティティー・パートナーズ株式会社 概要】
商号:アイデンティティー・パートナーズ株式会社(IDENTITY PARTNERS CO., LTD,)
所在地:東京都渋谷区神宮前一丁目20番13号ディアテックビル2F
設立:2023年3月
代表者:中野 広介
事業内容:人材育成事業(組織開発、人材開発支援サービス)・ビジネススクール運営事業
URL:https://www.idp-inc.co.jp/



【本プレスリリースのお問い合わせ先】
経営企画部(佐藤)
[email protected]





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