複数プロジェクト兼務経験者の9割が負荷を実感 加速する「見えない負荷」の実態 - PR TIMES|RBB TODAY
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複数プロジェクト兼務経験者の9割が負荷を実感 加速する「見えない負荷」の実態

6割が3件以上を同時担当 兼務経験者の炎上率は兼務経験なし層の約5倍に




プロジェクト/事業の生産性向上を支援するプロジェクトマネジメントDXプラットフォーム「Flagxs(フラッグス)」を展開するフラッグス株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:林部 正樹)は、全国のITプロジェクト経験者235名を対象に「プロジェクトマネジメントの実態」に関する調査を実施しました。
その結果、66.4%が複数プロジェクトの兼務経験があると回答し、兼務経験者(n=156)の90.4%が「一部メンバーへの業務集中」、85.9%が「リソース不足」を実感していることが分かりました。
さらに、兼務経験者の炎上率は60.9%で、兼務経験なし層の炎上率(11.4%)の約5倍にのぼりました。
複数プロジェクトの兼務が常態化する一方で、兼務経験の有無とプロジェクト炎上経験との強い関連性が浮き彫りになりました。

◼️調査サマリー 

・複数プロジェクト兼務経験あり:66.4%(156/全体235人)
・同時に3件以上の掛け持ちを経験:60.3%(n=156、兼務経験者)
・リソース不足を感じた:85.9%(n=156、兼務経験者)
・業務集中を感じた:90.4%(n=156、兼務経験者)
・優先順位に迷う:80.1%(n=156、兼務経験者)
・リソース調整に課題:88.5%(n=156、兼務経験者)
・兼務ストレスあり:80.8%(n=156、兼務経験者)
・兼務経験なし層でも業務集中54.4%・リソース不足43.0%(n=79、兼務経験なし層)
・今後兼務「変わらないか増える」:86.5%(n=156、兼務経験者)

◼️調査背景

近年、DXの進展や人材不足を背景に、複数のプロジェクトを同時並行で進める働き方が広がっています。前回調査(第1弾)では、プロジェクト炎上の根底に「プロジェクト成功の設計不在」という構造的課題があることがわかりました。第2弾では、その設計不在がどのように現場の働き方・負荷に影響を与えているのか、複数プロジェクト兼務に着目して実態を調査しました。

◼️複数プロジェクト兼務の実態 

直近3年間で同時並行でいくつかのプロジェクトを担当した経験はあるかを聞いたところ、66.4%が「ある」と回答しました。



さらに兼務経験者156名に同時並行で最大何件のプロジェクトを担当した経験があるかを聞いたところ、「2件」39.7%、「3件」41.7%、「4件」9.0%、「5件以上」9.6%となり、兼務経験者の60.3%が同時に3件以上のプロジェクトを同時並行で担当していたことが分かりました。



約3人に2人が兼務を経験しているという事実から、プロジェクトの兼務が一部の管理職やPMだけの特殊な状況ではなく、ITプロジェクト現場の標準的な働き方となっている実態がうかがえます。
そしてこの兼務が常態化した環境が、現場に「見えない負荷」を蓄積させている可能性があります。

◼️見えない負荷の実態 兼務経験者の約9割が業務集中・リソース不足を実感 

兼務経験者156名に対し、兼務環境下での働き方について聞いたところ、「一部メンバーへの業務集中を感じたことがある」は90.4%、「リソース不足を感じたことがある」は85.9%、「部門間・プロジェクト間のリソース調整に課題を感じたことがある」は88.5%となりました。
また、「プロジェクト間の優先順位に迷った経験がある」は80.1%、「プロジェクト兼務によるストレスや非効率を感じたことがある」は80.8%となっており、複数プロジェクトを同時進行する環境では、現場でさまざまな負荷が常態化していることが分かりました。
※「ある」は「頻繁にある」「ときどきある」の合算値を含みます(設問により選択肢表現は異なります)。

これらの負荷は、個人が日常的に感じながらも、複数プロジェクト環境ではプロジェクト横断で把握・共有しづらく、組織全体では見えにくい「見えない負荷」として蓄積されている可能性があります。



◼️兼務なし層にも波及する「見えない負荷」 個人ではなく組織全体の構造問題へ

「見えない負荷」は兼務経験者だけの問題ではありません。兼務経験がない層でも、「一部メンバーへの業務集中を感じたことがある」は54.4%、「リソース不足を感じたことがある」は43.0%となりました。
また、参考値として兼務経験なし×炎上経験あり層(n=9)に絞ってみても、「業務集中を感じたことがある」は77.8%、「リソース不足を感じたことがある」は55.6%となっており、兼務経験がなくても、炎上を経験した層では同様の負荷を感じている割合が高い傾向がうかがえました。

複数プロジェクトを同時に抱える現場では、一部メンバーへの負荷集中やリソース不足が、周囲のメンバーやチーム全体にも波及している可能性が示唆されました。



◼️兼務が引き起こす具体的な影響(複数回答)              

兼務経験者156名に、複数プロジェクト兼務によってどのような影響が出ているかを聞いたところ、「納期遅れ・スケジュール調整が発生した」(42.3%)、「集中力が分断され、作業効率が低下した」(40.4%)、「優先順位の切り替えに時間がかかった」(39.7%)、「ミスや手戻りが増えた」(36.5%)など、業務品質・進行双方への影響が確認されました。
また、「心身の負担・健康面への影響を感じた」は21.2%となっており、兼務環境が業務面だけでなく、働く個人にも影響を与えている実態が見えてきました。
なお、「特に影響は感じていない」と回答したのは兼務経験者のうちわずか4.5%であり、兼務環境下ではほぼ例外なく何らかの影響が発生していることが示されました。



◼️兼務経験の有無で炎上率は約5倍の差 蓄積された負荷が炎上リスクと強く関連            

前述の通り、兼務経験者の約9割が業務集中やリソース不足を感じていることが分かりました。では、こうした「見えない負荷」はプロジェクト炎上と関係しているのでしょうか。
第1弾調査では44.3%が「炎上した/炎上しかけた」プロジェクト経験があると回答していました。
まず、兼務経験者156名の中で炎上経験の有無を比較したところ、炎上経験あり層では「一部メンバーへの業務集中を感じたことがある」が94.7%、「リソース不足を感じたことがある」が90.5%となり、炎上経験なし層を10ポイント以上上回りました。兼務環境下で負荷が高い層ほど、炎上経験の割合が高い傾向がみられました。



さらに、兼務経験の有無そのもので炎上率を比較すると、兼務経験あり層の炎上率は60.9%、兼務経験なし層は11.4%となり、約49ポイント、約5倍の差が見られました。兼務経験がある層ほど、炎上経験と強い関連がみられる結果となりました。



◼️今後の見通し 兼務経験者の約9割が兼務の状況は継続・拡大する 

兼務経験者156名に「今後、プロジェクトの兼務はどのようになると考えるか?」見通しを聞いたところ、「増えていく」38.5%と「変わらない」48.1%を合わせた86.5%が現状維持もしくは増加を予測していました。
一方、兼務経験がない層(n=79)では「増えていく」または「変わらない」と答えた人は58.2%にとどまり、兼務経験者との差は28.3ポイントにのぼります。実際に兼務を経験している層ほど将来的な増加を見込んでいることが分かります。

複数プロジェクトの兼務が常態化していく中、国内IT市場は2029年に向けてCAGR6.6%で成長を続ける(*1)一方、IT人材不足は2030年に最大79万人に達すると予測(*2)されています。
プロジェクトの増加と人材不足が同時進行する構造が、兼務環境をさらに加速させると考えられます。個人の頑張りや属人的な調整に頼るのではなく、プロジェクト横断でリソースや負荷状況を把握・調整できる運営の仕組みが、今後ますます求められてくると予測します。
※1 IDC Japan「国内ITサービス市場予測」2025年3月  ※2 経済産業省「IT人材需給に関する調査」2019年




◼️本調査で見えた「見えない負荷」という構造 

本調査で浮き彫りになったのは、3つの構造です。
1.兼務が常態化し、兼務経験者の9割前後が「業務集中」「リソース不足」などの負荷を感じていること
2.その負荷は兼務なし層にも波及しており、個人の問題ではなく組織全体に影響していること
3.兼務経験の有無がプロジェクト炎上経験と強い関連性を示していること


これらは、単なる「兼務増加」の問題ではありません。「誰がどこでどれだけ負荷を抱えているか」が組織全体で見えにくいまま、個人は複数のプロジェクトを兼務し、組織では複数のプロジェクトが同時に動き続ける。その構造そのものが、「見えない負荷」を生み出しています。

では、この構造はプロジェクト管理ツールによって解決されているのでしょうか。
次回(第3弾)では、「情報分散・一元管理」をテーマに、複数プロジェクト環境において、情報が分散することで生じる現場課題や、プロジェクト横断で状況把握・調整する難しさについて調査結果を公開予定です。

◼️プロジェクトマネジメント専門家より総括(フラッグス株式会社 代表取締役 林部正樹)

今回の調査で明らかになったのは、単に「兼務が増えている」という事実だけではありません。最も印象的だったのは、兼務経験がない方でも約半数が「業務集中」や「リソース不足」を感じているという事実です。これは、兼務している当事者だけでなく、周囲にいる人まで影響を受けている構造を示しています。
兼務は個人の問題ではありません。『誰が・どのプロジェクトで・どれくらいの負荷を抱えているかを組織横断で把握しづらくなっている』ことが本質的な課題です。
必要なのは、プロジェクトを横断して「人の負荷」を可視化し、意思決定できる仕組みです。属人的な調整ではなく、仕組みによるリソース管理が、炎上を未然に防ぐ上で重要だと考えています。 



フラッグス株式会社 代表取締役  林部正樹 

◼️調査概要

調査名:プロジェクトマネジメントの実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年1月21日~2月3日
有効回答数:235名
調査主体:フラッグス株式会社
※本調査の引用・転載時には出典(フラッグス株式会社)を明記ください。
※本リリースの詳細データはホワイトペーパーとして公開予定です。
※調査内容・データ詳細に関するお問い合わせや、報道関係者の取材・お問い合わせは
弊社営業担当又は、お問い合わせページまでご連絡ください。
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◼️プロジェクトポートフォリオマネジメント基盤ツールFlagxs(フラッグス)について
Flagxs(フラッグス)は、20 年以上に渡り多数の大規模システム開発案件を経験した大手コンサルティングファーム出身者を中心とするプロジェクトマネジメントのエキスパートが開発した、プロジェクトポートフォリオマネジメント基盤ツールです。
特長は、WBSを「成果物」から逆算して設計する思想にあります。成功の定義を明確化し、それを構造として可視化することでプロジェクトの”成功を設計する”アプローチを実現します。進捗・課題・リソース・工数をリアルタイムで可視化し、複数プロジェクトを横断した稼働状況やリソースの偏りを一覧で把握できるため、特定のメンバーへの業務集中やリソース不足を早期に捉え属人的な調整に頼らない意思決定を支えます。Excelに近い操作感でデータ入力・集計を行い、そのまま可視化・レポート化まで完結できるため、現場の負担を増やすことなく意思決定基盤を構築できます。現在、中堅~大企業およびSI企業を中心に、事業/プロジェクト成功をサポートしています。

◼️フラッグス株式会社について
「困難に挑戦する人を支え、すべてのプロジェクトを成功に導く」をミッションに、プロジェクト/事業の生産性向上を支援するプロジェクトポートフォリオマネジメント基盤ツール「Flagxs(フラッグス)」を展開。
また、プロジェクト推進コンサルティング支援やFlagxs導入定着支援、人材育成支援なども提供しています。これらを通じ、プロジェクト/事業の生産性向上と、データドリブンなプロジェクト推進環境の実現を支援しています。


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