
夜な夜な拉致され、惨殺されていく少年たち。どの被害者にも獣に咬まれたような痕がのこされ、遺体の傍には仔犬の死骸が置かれていた。この猟奇的な連続殺人事件の謎に挑むのは、弱冠13歳の少女。自らの危険もかえりみず、彼女が辿り着いた真相に隠されていたのは、想像すらできない壮絶な過去の悲劇だった……。マリー・ティアニーにとってデビュー作となる、巻措くあたわずの本作は、デイリー・メール紙のファースト・ノヴェル・コンペティションの最終候補に選ばれたほか、2024年のヴァル・マクダーミド・デビュー賞を受賞。王谷晶『ババヤガの夜』が日本作品で初の翻訳部門を受賞したことで話題になった、英国推理作家協会(CWA)賞の、翌年のゴールド・ダガー(最優秀長篇賞)候補だけでなく、ジョン・クリーシー・ダガー(最優秀新人賞)の最終候補にも選ばれた、今年度最大の話題作です。
■書籍内容紹介
犯罪史や解剖学に没頭する十三歳の少女エイヴァはある夜、家を抜けだし向かった小動物の死骸置場で、級友の少年ミッキーの遺体を発見する。その夜から少年ばかりを狙う拉致殺害事件が発生。どの被害者にも咬み痕があり、傍には仔犬の死骸が。折しも町では獣ともつかぬ怪物が目撃され……。八〇年代初頭のバーミンガムで、家庭環境に悩む多感な少女が猟奇殺人事件に挑む驚愕のデビュー作!■著者紹介:マリー・ティアニー Marie Tierney
南バーミンガムで三人姉妹の長女として生まれる。約20年間教育現場の仕事に就いた後に作家デビュー。2024年発表の『夜が少女を探偵にする』は、デイリー・メール紙のファースト・ノヴェル・コンペティションの最終候補に選ばれたほか、同年のヴァル・マクダーミド賞を受賞。影響を受けた作家として、トマス・ハリス、スティーヴン・キング、エドガー・アラン・ポーらを挙げている。現在はイングランド東部の湿地帯フェンズ在住。■訳者紹介:能田優 Noda Yu
北海道函館市生まれ。英米文学翻訳家。訳書に、ラーマン『テロリストとは呼ばせない』、ニュージェント『サリー・ダイヤモンドの数奇な人生』、リチャードソン『スパイたちの遺灰』などがある。■書籍データ
【タイトル】夜が少女を探偵にする【著者名】マリア・ティアニー/能田優訳
【発売日】2026年2月28日
【造本】文庫
【定価】1,265円(税込)
【ISBN】978-4-10-241161-2
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/241161/
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