対話型AIでBIMモデルを自動生成する「ChatBIM ACIMUS」、建築業界最大の課題である「建築設備(MEP)」領域への対応を開始。 第一弾として、BIM上で配管・枡を直感的に設置できる機能と、系統別「配管ビューモード」をリリース。設計時の手戻り削減や、竣工後の維持管理の効率化への貢献を目指す。

「ChatBIM ACIMUS」建築設備(MEP)対応はじまる。建築設備×BIM×生成AI
株式会社ACIMUS(本社:東京都千代田区、代表取締役:菊池光貴)は、生成AIとの対話でBIM(Building Information Modeling)モデルを自動生成する革新的な「ChatBIM」プラットフォーム『ACIMUS(アキムス)』において、建築設備(MEP)領域の機能拡張を開始しました。
建築業界では、設計・施工時の「干渉調整」や「手戻り」が生産性を低下させる最大の課題であると同時に、竣工後においても、図面と実態の不一致や情報検索の非効率性が「維持管理」業務の大きな負担となっています。
ACIMUSは、これらの課題を建物のライフサイクル全体で解決するため、専門的なBIM操作を必要とせず、「対話」によって構築したBIMモデル上で設備計画を統合する機能開発に着手。 第一弾として、直感的な操作で配管(給水・排水 等)と枡の設置に対応し、系統別にカラー表示できる「配管ビューモード」をリリースします。
これは、将来的な「AIによる配管の最適ルート提案」や「自動干渉検出」といった高度な自動化機能を実現するための重要な基盤となると同時に、竣工後の「デジタルツイン」としての活用も見据えた機能です。
■ ACIMUSとは?競合サービスとの決定的な違い
『ACIMUS(アキムス)』は、既存の「建築AI」とは一線を画す、次世代の「ChatBIM」プラットフォームです。
- 「画像」ではなく「BIMモデル」を直接生成
単なる建築パース・AIパース(画像)生成ツールとは異なり、ACIMUSはAIとの対話を通じて、データ(情報)を持つBIMモデル自体を直接生成します。
- 「専門家」でなくても「誰も」が使えるUI
高度なBIMコンサルティングや複雑なプラグインとは異なり、「この壁に窓を設置して」などといったチャット形式の直感的なUIで、営業担当者や設計初期段階のデザイナーなど多くの方がBIMモデルを扱える環境を提供します。
- 「分断」から「統合」へ(意匠・法規・設備・維持管理)
ACIMUSは、設計ワークフローの分断を防ぎ、建物のライフサイクル全体をカバーするため、主要機能をワンストップで提供していきます。
- - ChatBIM(BIMモデル生成): 生成AIとの対話でBIMモデルを構築
- - AIパース生成 : 生成したBIMモデルから瞬時に高品質なパースを生成
- - 建築法規Q&A : 建築基準法などの法規に関する疑問にリアルタイムで回答
- - 【NEW】建築設備(MEP)対応 : 意匠だけに限らず設備を初期段階から統合(今回リリース)
『ACIMUS』は、建築設計における複雑な作業の大幅な効率化を目指し、建築DX(デジタルトランスフォーメーション)と生産性向上の実現を目的とした、次世代のソリューションです。
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■ 建築設備(MEP)対応に向けた新規機能(第一弾)
1. 簡単な操作で配管の設置を実現
直感的なUIにより、まるでゲームのような操作感で、誰でも簡単に3D空間上に配管を設置できます。
高さ情報や配管径などのパラメータも自由に調整でき、さらに「給湯」「給水」「排水」「ガス」などの系統情報を設定することが可能です。

通常モード(配管以外の他オブジェクトの透化)時の配管

配管ビューモード時の配管
2. 配管継手の自動生成
ACIMUSでは、配管同士が接続する箇所を自動で検知し、継手を自動生成します。 ソケット、エルボ、T字(チーズ)など、接続形状や角度に応じた継手タイプを自動的に描画。手動配置の手間を省き、より正確でスムーズな配管設計を実現します。

配管の設置と配管継手の自動生成
3. 枡の設置も可能に
配管や継手だけでなく、枡(ます)の設置にも対応しました。枡には「排水枡」「雨水枡」などの種類を設定が可能です。

枡オブジェクトの設置
4. 配管ビューモード機能
配管ビューモードを活用することで、建物モデル全体を半透明表示に切り替え、配管・継手・枡を系統ごとに色分けして可視化できます。これにより、複雑に入り組んだ設備経路でも、一目で全体構成を把握でき、系統ごとの流れや接続関係を直感的に確認することが可能です。

配管ビューモード
■生成AI を活用した今後の展望
『ACIMUS』は、今回のMEP機能(基盤)のリリースを皮切りに、生成AIを活用した建築設備における「自動化」と「最適化」をさらに推進していきます。
- AIルート提案: 最短距離だけでなく勾配・点検性・干渉回避を考慮したマルチ目的最適化。
- 自動干渉チェック: 意匠・構造・設備の交錯をAIが事前検知し、修正案を自動提示。
- MEP向けIFC拡張: IFC(Industry Foundation Classes)のMEPエンティティ対応を段階的に拡張し、既存のBIMワークフローとの連携を強化。
※各機能の提供時期は開発状況により変更となる場合があります。
■ 最後に
「ACIMUS」は6月中旬の正式版リリースからまだ数ヶ月のサービスですが、建築パース生成AI機能や建築法規Q&A機能などすでに多くの機能をスピード感をもって開発しております。 すでに多くの企業様にACIMUSの開発スピードを実感していただき、ご導入が進んでおりますこと誠にありがとうございます。
ぜひ、建築に特化した最先端を走るエンジニアチームのパフォーマンスも含め「ACIMUS」を体験してください。 ご興味をお持ちの企業様は、ぜひこの機会に無料オンライン説明会へお気軽にお申し込みください。 皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
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■ 会社概要

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- お問い合わせフォーム
- contact@acimus.com
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