生成AIが建材の選定・提案を自動化。「MATERIAL CLUB」、建築素材の新しい提案システムをリリース。 - PR TIMES|RBB TODAY
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生成AIが建材の選定・提案を自動化。「MATERIAL CLUB」、建築素材の新しい提案システムをリリース。

SAMURAI ARCHITECTSとスタッコ、共同開発による「MATERIAL CLUB」を発表。「つくる」「ためす」「さがす」で、デザインから施工までリアルとデジタルをつなぐ新しい建築体験を提供




「MATERIAL CLUB」公式サイト:https://materialclub.ai

■ 建築とAIが出会う、新しい素材のプラットフォーム「MATERIAL CLUB」誕生

建築AIの開発を手がける 株式会社SAMURAI ARCHITECTS(本社:東京都港区、代表取締役:加藤利基) と、左官素材ブランド「スタッコプラス」を展開する 株式会社スタッコ(本社:京都府京都市、代表取締役:甘竹繁人) は、AIと建築素材の関係を再定義する新プロジェクト 「MATERIAL CLUB(マテリアルクラブ)」 を共同で発表しました。
本プロジェクトは、AIが建築素材の生成・選定・表現・共有といったプロセスそのものを再構築し、「つくる(MAKE)」「ためす(TRY)」「さがす(FIND)」という3つのアプローチを通じて、デザインから施工までを横断する新しい建築体験を提供します。

■ 背景|“あくまでもイメージ”にとどまっていたAIを、建築の“現実”へ

これまでのAI生成は、建築や空間デザインにおいて“イメージを描く”段階にとどまっていました。
MATERIAL CLUBは、そこからさらに踏み込み、AIが素材そのものを理解し、再現し、提案できる環境を構築。
AIを「設計のツール」ではなく、「営業から施工までをつなぐプラットフォーム」として再定義し、デザインとリアルを架橋する新たなエコシステムを生み出します。

■ MATERIAL CLUBが提供する3つのアプローチ


1. MAKE|イメージを「現実の素材」に変換する体験



AIが画像から高精度なPBRマップ(3Dテクスチャ)を自動生成。従来よりもスピーディかつ高品質に建築素材を再現し、レンダリングや3Dビジュアライゼーションのクオリティを高めます。また、建材メーカーの3Dマテリアルデータ構築にも応用でき、素材開発やカタログ制作の効率化にも貢献します。


2. TRY|設計段階で「イメージ」を共有する体験




AIが空間画像に素材を自動マッピングし、照明・距離・スケールを補正。設計者・クライアント・施工者が同じ質感のイメージを共有できます。今後はSAMURAI ARCHITECTSの「Rendery」だけでなく、他社の設計・施工システムにもAPIとして展開し、業界横断での利用を目指します。

3. FIND|AIが類似素材を解析




AIが空間写真を解析し、各メーカーの建材データベースと照合。見た目だけでなく、価格・性能・在庫情報に基づく素材提案を実現します。将来的には積算・見積・BIMデータとの連携も視野に、設計からコストマネジメントまでを一貫して支援します。

■ 「TRY」を体験できるプレイグラウンド「PLAY MATERIALS」も同時公開

MATERIAL CLUBの一部機能を体験できるデモサイト 「PLAY MATERIALS」 を公開しました。
本デモでは、株式会社スタッコが提供する実素材データをもとに、SAMURAI ARCHITECTSがAIで生成したオリジナル3Dマテリアルを使用。ユーザーがアップロードした室内や外構の写真に対して、AIが素材を自然に“着せ替え”、施工後のリアルなイメージを再現します。




体験する
体験URL:https://playground.materialclub.ai/playground

■ 共創と拡張|企業・ブランドとのパートナー連携へ

MATERIAL CLUBのコア技術は、APIやSDKとして企業・ブランドにも提供可能です。
AIによる素材生成や空間シミュレーションを、建材メーカー・設計ソフト・施工支援ツールなど、各社の既存システムへ統合。
AIと建築素材を媒介とした共創エコシステムの形成を目指しています。今後も多様なパートナーとともに、建築・デザイン業界全体のDXを推進していきます。




お問い合わせフォーム
MATERIAL CLUBの技術連携・API利用、共同開発や企業パートナーシップに関するお問い合わせはこちら。


お問い合わせメールアドレス:info@samuraiarchitects.com

■ 今後の展望|営業→設計→施工→運用の新しい循環を生み出す




今後、MATERIAL CLUBはAI技術の進化とともに、「営業 → 設計 → 施工 → 運用」をつなぐ建築プロセスの新しい循環モデルを構築していきます。

営業段階では、AIが顧客の要望や空間イメージを解析し、最適な建材やデザイン案を自動提案。設計・施工のフェーズでは、選定された素材データがそのまま3Dモデルや積算に連動し、運用段階では、施工後のデータがAIに還元されて学習されます。
AIが素材を軸に情報を循環させることで、創造性と効率性を両立した新しい建築ワークフローを実現します。


株式会社SAMURAI ARCHITECTS 代表取締役 加藤利基 コメント



SAMURAI ARCHITECTSの根底にあるのは、「空間デザインの民主化」という考えです。
AIは便利な一方で、これまで“イメージを生成するだけ”にとどまりがちでした。
私たちはその課題に対し、実際に存在する建材・素材とAIを結びつけることで、よりスピーディに、かつクオリティの高い空間提案を実現できる仕組みを構築しました。
私自身、工務店として設計から施工までのプロセスを日々見ている中で、現場の課題を技術でどう解決できるかを常に意識してきました。今回、株式会社スタッコの甘竹氏とともに、建築のリアルな素材とAIを融合させることで、より“実用的な答え”を出すことができたと感じています。
世の中には多くのAIが登場していますが、私たちは設立当初から一貫して建築・建設業に根ざしたAIのあり方を追求してきました。現場のニーズや課題感を丁寧に吸い上げながら、理想の建設業を構築するための“実装的なAIエクスペリエンス”を今後も提供していきます。

株式会社スタッコ 代表取締役 甘竹繁人 コメント
私たちスタッコは、イタリア漆喰を中心とした左官仕上げを国内外で手がけ、これまでに累計100万平米を超える空間を施工してきました。その中で常に感じてきたのは、建築意匠の「最終決定」の難しさです。設計者やお施主様のこだわりを丁寧に共有しながらも、実物サンプルだけでは光の反射や素材のスケール感といった“空間的な質感”を正確に伝えることが極めて難しい--それが長年の実感でした。今回、SAMURAI ARCHITECTSと共同で開発した MATERIAL CLUBは、その課題を根本から解決する可能性を持っています。
Diffusionモデルをはじめとする確率論的アプローチや、単純なホモグラフィ変換では再現し得なかった左官特有の光の揺らぎや深みのある質感を、極めて高精度に再現できるようになりました。建築の意匠決定プロセスにおいて、「素材を選ぶ」ことが「空間を設計する」ことと直結する時代が訪れようとしています。MATERIAL CLUBは、その変革の中心にあると確信しています。

■ 会社概要
社名:株式会社SAMURAI ARCHITECTS
事業内容:建築・空間デザインに特化したAI画像生成サービス「Rendery」の開発・提供
URL:https://www.samuraiarchitects.com

■ 各種お問い合わせ
MATERIAL CLUB 公式サイト:https://materialclub.ai
お問い合わせフォーム:https://www.samuraiarchitects.com/contact-materialclub

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