AI外観検査「fastable.ai」がロールtoロール製造を革新──見逃さず、ブレずに、分類し、工程改善を加速。(Kapito Japan株式会社) - PR TIMES|RBB TODAY
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AI外観検査「fastable.ai」がロールtoロール製造を革新──見逃さず、ブレずに、分類し、工程改善を加速。(Kapito Japan株式会社)

安定した再現性と、現場の変化や新たな欠陥にも即応できるAI検査ソリューション

■ 会社紹介
Kapito Japan株式会社は、台湾に本社(Kapito Inc.)を置くAI外観検査ソリューション企業の日本法人です。東京都による海外企業誘致事業に採択され、世界水準のシリコンバレー発の技術を日本の製造現場へ届けています。独自のアルゴリズムと現場適応力を強みに、高度化する品質管理ニーズに応える製品を展開しています。

■ 背景
EV、電子部品、フィルムなどの製造分野では、アルミ箔・銅箔・塗布フィルムなどの素材を高速で連続処理する「R2R(ロールtoロール)製造」が広く活用されています。また、テキスタイルや産業用繊維などの分野でも、同様に微細欠陥の検出が課題とされています。
このような高速ラインでは、ミクロン単位の傷、異物、塗布ムラ、異常コードなどの“微細欠陥”が品質に大きく影響します。しかし従来のルールベース外観検査では、パラメータ設定の難しさや素材特性によるロットばらつきが課題とされ、判定の安定性や欠陥分類の難易度が現場の悩みとなっていました。
また、従来の画像検査では見逃されやすかった“変色”や“ごく微細な欠陥”も、AIによって安定的かつ高精度に検出できるようになり、さらなる品質向上が期待されています。
そこで登場したのが、Kapito Inc.が開発する「fastable.ai」。ロールtoロール工程の課題に正面から向き合い、AIによる高精度な外観検査・欠陥分類・データ分析までを一貫して提供する、新たな検査プラットフォームです。


「R2R製造を変えるAI検査」

中央の写真(赤枠)は、量産ラインで、ラインごとに当社の検査装置が1台ずつ導入されています。


■ 製品概要:fastable.aiとは?
fastable.aiは、CNN(畳み込みニューラルネットワーク)ベースの独自アルゴリズムを搭載し、特にロールtoロール製造現場に強みを持つAI外観検査ソリューションです。単なる外観検査にとどまらず、「検査 → 分析 → 改善」までを一貫して支援します。

特徴的な5つの機能:

1. 高い再現性
素材の個体差やロット間のばらつきに左右されにくく、安定した検出精度を維持。従来のルールベース検査と比べて、一貫した判定が可能です。

2. 微細欠陥の抽出力
ミクロン単位の傷、異物、黒点、塗布ムラ、スジ、ブリスター、ピンホール、変色など、40種類以上の欠陥を高精度で抽出します。

3. 欠陥分類と工程改善支援
単なる「OK/NG判定」ではなく、欠陥の種類・発生箇所・頻度・傾向を統計的に可視化。収集されたデータは、工程改善や予兆検知に活用できます。

4. 素材・工程変化への柔軟性
AIモデルは運用後も再学習が可能。ライン条件や素材変更時も、迅速にアップデートしながら最適化を継続できます。

5. 視覚的な統計インターフェース
欠陥マップを用いて、不良発生の傾向や集中箇所を直感的に把握可能。現場オペレーターでも使いやすいUIで、属人性を排除します。




本ソリューションは、アルミ箔・銅箔・繊維・PP・塗布・CCL/FCCLなど、多様な素材・工程に対応可能です。現場の仕様に応じて最適な検査構成を設計でき、安定した検出精度と柔軟な運用性を両立しています。

検出された欠陥は種類ごとに自動で分類され、発生した位置情報とともにリアルタイムで画面に表示されます。これにより、現場オペレーターは欠陥の傾向や集中箇所を即時に把握でき、迅速な対応や工程改善につなげることが可能になります。歩留まり向上や材料ロスの低減にも大きく貢献します。

■ 活用例と効果
fastable.aiを導入することで、以下のような現場改善が期待されています:
欠陥検出率が大幅に向上し、検査員の目視負荷を軽減し、属人性を排除欠陥の種類ごとの発生頻度や傾向を時系列で把握工程のどこに問題が集中しているかを視覚化収集された検査データは社内サーバーへ保存され、日・週・月単位での傾向分析や、工程別の不良率ランキングとしても活用可能
検査結果はすぐに可視化され、現場で即時に意思決定に活かすことができるため、「見つける・判断する・改善する」のプロセスを高速化します。

■ 対象業界と導入分野
R2R製造業界:
アルミ箔、銅箔、塗布フィルム、LiB電極材、EDLC用基材、電子材料、テキスタイルなど
部品加工業界:
MIM(金属射出成形)、研磨材、樹脂成形、プレス部品など
導入分野例:
EV、電子部品、半導体、繊維、医療材料 ほか

■ 日本法人と技術サポート体制
Kapito Inc.は、東京都が推進する海外スタートアップ誘致プロジェクトに採択され、2024年に渋谷区に日本法人「Kapito Japan株式会社」を設立しました。
日本国内では、導入後の運用支援や保守対応を中心としたアフターサービス体制を整えており、ご要望に応じて、お客様の現場に応じたサポートを行っています。再学習やモデル修正は本社の技術陣が対応
し、日本法人がスムーズに橋渡しを行います。

■ 技術仕様例(塗布箔の場合)
以下は、fastable.aiを搭載した塗布箔向け外観検査装置の標準仕様例です。
検査対象・精度・速度などは、お客様のニーズに応じてカスタマイズ可能です。
■ 製品の詳細・お問い合わせ先
製品詳細ページ:
https://www.kapito.ai/home-jp/
お問い合わせ先:
takashi.naito@kapito.ai
Kapito Japan株式会社

『検査から判断、そして改善へ。』
fastable.aiは、単なる自動化装置ではありません。製造現場で起きる不良を「見逃さず、ブレずに、分類する」ことで、現場の課題をデータで可視化し、次なる品質革新へとつなげる“次世代の相棒”です。
サンプル評価やPoCからお気軽にご相談ください。

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