
iPS細胞とiPS細胞由来分化細胞作成工程の自動化を推進、 自家移植医療の実現とCDMO事業をさらに推進
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202508053218-O1-xp07wRq9】
アイ・ピース株式会社
京都府京都市西京区
WEB: https://ipeace.com/
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202508053218-O2-2o1Lf10T】 2025年8月7日
アイ・ピース株式会社
アイ・ピース、 経済産業省令和6年度補正予算 「再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備支援事業補助金」に採択
助成を受け、iPS細胞とiPS細胞由来分化細胞作成工程の自動化を推進、 自家移植医療の実現とグローバルマーケットに向けたCDMO事業をさらに推進
アイ・ピースは、このたび経済 産業省より公募された「令和 6 年度補正 再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備支援事業費補 助金」に採択されました。
この公募事業は、再生・細胞医療・遺伝子治療製品を円滑に製造できる能力を国内に確保するため、 CDMO(受託開発・製造事業者)の国内受託製造拠点の整備や製造人材育成に対して支援していただくものです。
支援対象となる当社事業
レベルの高いバイオテクノロジーとGMP基準に準拠する高い品質のiPS細胞とiPS由来分化細胞の製造能力(の増強)
高度なエンジニアリング技術を用いたiPS細胞とiPS由来分化細胞の作製工程の自動化
自動化技術による多ドナー同時量産による自家移植医療の実現
これらの事業を対象にアイ・ピースに対し補助金が支給されることになりました。
当補助金でアイ・ピースが目指す未来:
当社は、2015年の創業時から一人ひとりが細胞を持ち、その細胞で病気を治し健康を保てる未来を目指し、特定細胞加工物製造許可を取得、細胞作成自動化技術に磨きをかけてきました。また、全世界をマーケットとする細胞産業を日本国内に創生したいという強い思いから、欧米の医療用基準に準拠した製造工程と品質管理体制を構築し、世界各国の製薬・医療開発企業に対し医療用のiPS細胞やその分化細胞を提供し高い評価をいただいています。また、細胞移植医療の発展を後押しすべく、個人顧客向けのiPS細胞作成・保管事業もおこなっています。
今回の補助金は、細胞が薬となる時代に必要となる、未来型の細胞製造施設を作ることに活用されます。現在、細胞移植医療は他家細胞を使うものと自家細胞を使うものがあり、アイ・ピースでは他家・自家の両方に対応していますが、今回の補助金を活用して構築する未来型の製造施設では、自社で開発した自動化システムのさらなる高度化を図り、自家細胞製品を標準的医療に適用するために必要となる同時多ドナー並行生産ができるようにします。また、これまでは主にiPS細胞製造にフォーカスしており、NK細胞その他のiPS細胞由来細胞の製造は研究開発段階にとどまっていましたが、治療に使える製品の作成に一日も早く取り掛かれるよう、早急にケーパビリティを拡張します。
規制面でも、この未来型施設を既存の設備同様にグローバル規制対応とすることで、日本で作られた細胞製品が世界に出荷され使用される、日本がiPS由来細胞の供給拠点として世界をリードする時代の実現を目指します。これにより細胞製造産業という日本にとって新しく、世界に通用する産業の立ち上げにも貢献していきたいと考えています。
アイ・ピースは他家・自家細胞製品双方に対応したグローバルなCDMOとなることを目指し、本補助金による支援を最大限活用してまいります。
アイ・ピース (I Peace) について
iPS細胞ならびにiPS細胞由来細胞療法に特化するGMP細胞開発製造受託企業アイ・ピース(https://www.ipeace.com )は、cGMP iPS細胞の販売、及び医療用細胞の製造受託サービスをグローバルに展開しています。京都大学山中伸弥教授の研究室出身で、世界で初めてヒトiPS細胞の樹立成功を報告した論文の第二著者でもある田邊剛士 によって2015年に立ち上げられた会社です。iPS細胞の開発当初から研究に従事してきた田邊は、アイ・ピースを通じiPS細胞を全ての人々の手に届くものとすることを目指し、日々革新的な技術開発に取り組んでいます。アイ・ピース独自の技術により、コンタミネーションの懸念なく複数のドナー由来のiPS細胞を並行して製造することができ、多数のiPS細胞を適切な価格で提供することが可能となりました。PMDA・FDA基準に沿った高品質細胞製品として弊社のiPS細胞その他細胞製品を製薬会社・細胞医療開発会社に利用していただくことを通じ創薬・細胞医療開発を支援し、また、世界中の一人一人が自分自身のiPS細胞を持つことにより将来に備えることができるように個人向けのiPS細胞製造・バンキングサービスを進めています。細胞医療が一日も早く患者さんの手が届くものとなるよう、再生細胞医療の一日も早い普及を目指しています。
アイ・ピース株式会社
創始者・CEO:田邊剛士(Koji Tanabe)
創立:2015年
本社所在地:京都府京都市西京区
親会社:I Peace, Inc. 米国カリフォルニア州パロアルト
iPS細胞製造拠点(Peace Engine Kyoto):京都市西京区
ウェブサイト https://www.ipeace.com